2025年3月期 決算短信の要約
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岡谷電機産業の2025年3月期決算は、産業機器向けと空調機器向けの需要減少により、売上高が前年比33%減の95億9,800万円に落ち込み、17億500万円の純損失を計上しました。自己資本比率は50.3%に低下しましたが、2026年3月期は売上高120億円、営業利益1億4,000万円を見込んでおり、収益基盤の再構築に取り組む方針です。
主な事業セグメント
岡谷電機産業株式会社の主な事業セグメントは、コンデンサ製品、ノイズ・サージ対策製品、表示・照明製品、センサ製品です。これらの製品は、産業機器、空調機器、車載関連等の分野で使用されています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
2025年3月期の連結業績は、売上高が95億9,800万円（前年比67%）と大幅に減少しました。営業損失は17億4,900万円、経常損失は17億200万円、親会社株主に帰属する当期純損失は17億500万円となりました。産業機器向けと空調機器向けの需要減少が主な要因です。コンデンサ製品とノイズ・サージ対策製品の売上が特に落ち込みました。
貸借対照表の変化
総資産は前期末比30億1,300万円減の140億4,500万円となりました。主な要因は現金及び預金の15億8,900万円減少、受取手形及び売掛金の14億6,700万円減少です。負債は前期末比10億4,400万円減少し、純資産は19億6,900万円減少しました。自己資本比率は50.3%となりました。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは4億円の支出（前期は21億200万円の収入）となりました。税金等調整前当期純損失17億1,700万円、減価償却費3億4,900万円、売上債権の減少14億7,600万円が主な要因です。投資活動によるキャッシュ・フローは1億7,800万円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローは9億6,600万円の支出となりました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2026年3月期の連結業績予想は、売上高120億円（前期比25.0%増）、営業利益1億4,000万円、経常利益1億6,500万円、親会社株主に帰属する当期純利益1億2,500万円を見込んでいます。産業機器市場の回復の遅れが予想される中、営業力強化や生産体制の構築、新製品開発を進め、成長分野での安定的な収益基盤の再構築を目指します。
株主還元
2025年3月期の期末配当は無配となりました。2026年3月期の配当予想については、現時点では未定です。
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