2025年３月期第３四半期決算短信の要約
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メガチップスの当第3四半期は、アミューズメント事業の需要減少やASIC事業での在庫調整により減収減益となりましたが、SiTime Corporation株式の一部売却益により純利益は増加しました。通期予想は減収減益ながら純利益増を見込み、増配も予定されています。
主な事業セグメント
メガチップスは、ASIC（顧客専用LSI）とASSP（特定用途向けLSI）を主力事業としています。アミューズメント、産業機器、通信インフラ分野向けに製品開発を行っています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当第3四半期連結累計期間の売上高は345.44億円（前年同期比27.4%減）、営業利益は19.71億円（同55.8%減）となりました。アミューズメント事業の需要減少やASIC事業での顧客の在庫調整により減収減益となりましたが、親会社株主に帰属する四半期純利益は33.99億円（同62.8%増）と増益を確保しました。これは主にSiTime Corporation株式の一部売却益40.35億円によるものです。
貸借対照表の変化
総資産は2,028.07億円（前期末比60.2%増）となりました。主な変動は、受取手形、売掛金及び契約資産が132.67億円増加、投資有価証券が749.78億円増加した一方、現金及び預金が133.18億円減少しました。負債は512.97億円（同114.3%増）、純資産は1,515.1億円（同47.6%増）となりました。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは123.94億円の支出（前年同期は5.94億円の収入）となりました。主な要因は、売上債権の増加132.67億円、法人税等の支払41.68億円です。投資活動によるキャッシュ・フローは2.17億円の支出（前年同期比93.4%減）、財務活動によるキャッシュ・フローは14.08億円の支出（同68.7%減）となりました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2025年3月期通期の連結業績予想は、売上高450億円（前期比22.3%減）、営業利益23億円（同58.1%減）、経常利益25億円（同27.7%減）、親会社株主に帰属する当期純利益50億円（同11.4%増）に修正されました。SiTime Corporation株式の一部売却に伴う特別利益の計上が見込まれています。
株主還元
2025年3月期の年間配当金予想は、1株当たり140円（普通配当60円、特別配当80円）に修正されました。前期実績の110円（普通配当50円、特別配当60円）から増配の予定です。
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