2025年3月期 決算短信の要約
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シスメックス株式会社の2025年3月期連結業績は、売上高5,086.43億円(前期比10.2%増)、営業利益875.83億円(同11.7%増)と過去最高を達成しました。全地域・事業で増収となり、特にヘマトロジー分野や血液凝固検査分野が好調でした。今後も製品ラインアップ拡充や販売体制強化により、更なる成長を目指しています。
主な事業セグメント
シスメックス株式会社の主な事業セグメントは、検体検査機器及び検体検査試薬の製造・販売です。統括会社別のセグメントとして、「本社統括」「米州統括」「EMEA統括」「中国統括」「AP統括」の5つを報告セグメントとしています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
2025年3月期の連結業績は、売上高5,086.43億円(前期比10.2%増)、営業利益875.83億円(同11.7%増)、親会社の所有者に帰属する当期利益536.69億円(同8.1%増)と、全て過去最高を達成しました。全地域・事業・分野で増収となり、5,000億円を超える売上を達成しています。特にヘマトロジー分野や血液凝固検査分野での機器・試薬の売上が増加しました。
貸借対照表の変化
資産合計は前期末比7.5%増の6,652.68億円となりました。主な要因は、現金及び現金同等物が140.62億円増、有形固定資産が135.17億円増、流動資産の営業債権及びその他の債権が59.4億円増加したことです。負債合計は前期末比7.9%増の2,007.34億円、資本合計は前期末比7.3%増の4,645.34億円となりました。親会社所有者帰属持分比率は69.7%と、前期末から0.1ポイント減少しています。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは882.46億円の収入(前期比243.4億円増)となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは524.88億円の支出(同24.81億円減)、財務活動によるキャッシュ・フローは243.22億円の支出(同153.08億円増)となりました。この結果、現金及び現金同等物の期末残高は895.7億円と、前期末より140.62億円増加しています。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2026年3月期の連結業績予想は、売上高5,350億円(前期比5.2%増)、営業利益915億円(同4.5%増)、親会社の所有者に帰属する当期利益570億円(同6.2%増)を見込んでいます。製品ラインアップの拡充や販売・サービス体制の強化等により、売上・利益共に伸張することを想定しています。
株主還元
2025年3月期の年間配当金は1株当たり32円(中間15円、期末17円)となり、配当金総額は200.98億円です。2026年3月期の年間配当予想は1株当たり38円(中間19円、期末19円)で、上場30周年記念配当2円を含んでいます。
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