2025年３月期 第３四半期決算短信の要約
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日本電子材料株式会社の2025年3月期第3四半期決算は、メモリー向けプローブカードの高付加価値製品拡販により、売上高が前年同期比22.7%増の147.38億円、営業利益が28.32億円（前年同期は2,300万円）と大幅に改善しました。通期予想も上方修正はないものの、売上高206億円（前期比18.0%増）、営業利益36億円（同313.5%増）と高い成長を見込んでいます。
主な事業セグメント
日本電子材料株式会社の主な事業セグメントは、半導体検査用部品関連事業と電子管部品関連事業です。半導体検査用部品関連事業が主力で、プローブカードの製造・販売を行っています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当第３四半期連結累計期間の業績は、売上高が147.38億円（前年同期比22.7％増）、営業利益が28.32億円（前年同期は2,300万円）と大幅に改善しました。これは主に、メモリー向けプローブカードの高付加価値製品の拡販や国内工場の稼働率向上によるものです。非メモリー向けは需要が振るわず前年同期をやや下回りましたが、全体としては回復傾向となりました。
貸借対照表の変化
資産合計は351.09億円（前期末比1.0%増）となりました。主な変動として、現金及び預金が29.69億円減少した一方、製品が16.02億円、建物及び構築物（純額）が25.14億円増加しました。負債合計は89.65億円（同11.2%減）、純資産合計は261.44億円（同6.0%増）となり、自己資本比率は74.5%（前期末71.0%）に上昇しました。
キャッシュフローの変化
キャッシュ・フロー計算書は作成されていませんが、現金及び預金が29.69億円減少しています。これは主に、設備投資や運転資金の増加によるものと推測されます。一方で、営業活動によるキャッシュ・フローは、営業利益の大幅な改善により増加したと考えられます。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2025年3月期の通期連結業績予想は、売上高206億円（前期比18.0%増）、営業利益36億円（同313.5%増）、経常利益34億円（同237.6%増）、親会社株主に帰属する当期純利益24億円（同285.5%増）と、大幅な増収増益を見込んでいます。第4四半期も先端メモリー半導体向け製品の拡販が進み、売上・利益ともに第3四半期を上回る見通しです。
株主還元
2025年3月期の年間配当金は、前期の40円から55円に増配する予定です。内訳は、普通配当50円に加え、記念配当5円を予定しています。これは業績の大幅な改善を反映したものと考えられます。
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