2025年３月期 第３四半期決算短信の要約
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株式会社チノーの第3四半期決算は、売上高194.98億円(前年同期比3.0％増)、営業利益14.23億円（同4.6％増）と増収増益となりました。製品価格改定や原価低減の効果が表れています。一方、純利益は前年の特殊要因の反動で減益となりましたが、通期予想は据え置かれ、増配も予定されています。
主な事業セグメント
株式会社チノーの主な事業セグメントは、計測制御機器、計装システム、センサの3つです。これらのセグメントで温度を軸とした製品・技術・ノウハウを提供しています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当第3四半期連結累計期間の売上高は194.98億円(前年同期比3.0％増)、営業利益は14.23億円（同4.6％増）、経常利益は15.82億円（同3.5％増）となりました。増収と継続的な原価低減の取り組み、製品価格改定の効果により増益となりました。一方、親会社株主に帰属する四半期純利益は9.66億円（同11.9％減）と減益になりました。これは前年同期に政策保有株式の売却益3.23億円を計上した影響によるものです。
貸借対照表の変化
資産合計は357.53億円（前期末比2.1％減）となりました。主な変動は、売上債権の減少25.68億円、棚卸資産の増加17.71億円です。負債合計は121.89億円（同8.6％減）となり、主に流動負債の減少によるものです。純資産合計は235.63億円（同1.6％増）となりました。
キャッシュフローの変化
キャッシュ・フロー計算書の詳細な記載はありませんが、現金及び預金は前期末比2.95億円増加し76億円となっています。営業活動によるキャッシュ・フローは売上債権の減少などにより改善したと推測されます。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2025年3月期通期の連結業績予想は、売上高285億円（前期比3.9％増）、営業利益24.5億円（同12.7％増）、経常利益26.5億円（同9.8％増）、親会社株主に帰属する当期純利益16.1億円（同8.3％減）を見込んでいます。第3四半期までの実績を踏まえ、通期予想は据え置かれています。
株主還元
2025年3月期の年間配当予想は70円（前期比10円増配）となっています。第2四半期末に25円の配当が実施され、期末配当は45円を予定しています。
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