2026年3月期 第2四半期(中間期)決算短信の要約
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大井電気株式会社の2026年3月期中間決算は、売上高118億3,600万円(前年同期比9.8%増)、営業利益2億2,600万円(前年同期は1,600万円の損失)と増収増益となりました。主力の情報通信機器製造販売セグメントが好調で、特に通信キャリア向け光伝送装置の売上が増加しました。通期予想は売上高321億円(前期比10.5%増)、営業利益11億8,000万円(同20.5%減)を見込んでいます。
主な事業セグメント
大井電気株式会社の主な事業セグメントは、情報通信機器製造販売とネットワーク工事保守です。情報通信機器製造販売では光伝送装置やIoT関連装置、監視制御装置を扱い、ネットワーク工事保守では通信機器工事・保守、通信線路工事・保守、基地局工事などを行っています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当中間連結会計期間の売上高は118億3,600万円(前年同期比9.8%増)となりました。情報通信機器製造販売セグメントが大幅に増加し、前年同期の107億7,600万円から10億5,900万円増加しています。損益面では、営業利益2億2,600万円(前年同期は1,600万円の損失)、経常利益2億300万円(前年同期は2,300万円の損失)、親会社株主に帰属する中間純利益2億700万円(前年同期は5,900万円の損失)と、大幅な改善が見られました。
貸借対照表の変化
資産合計は前連結会計年度末比1.5%増の240億1,200万円となりました。主な変動として、受取手形、売掛金及び契約資産が29億9,600万円減少した一方、仕掛品が27億6,500万円増加、原材料及び貯蔵品が3億5,100万円増加しました。負債合計は147億5,700万円とほぼ横ばいでした。純資産は前連結会計年度末比4.1%増の92億5,500万円となり、自己資本比率は31.0%に改善しました。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは7億5,000万円の収入(前年同期比54.0%減)となりました。主な要因は、売上債権の減少42億4,500万円、棚卸資産の増加30億1,100万円です。投資活動によるキャッシュ・フローは7億2,600万円の支出(前年同期比98.1%増)となり、主に有形固定資産の取得によるものです。財務活動によるキャッシュ・フローは2億1,300万円の支出となり、主に短期借入金の返済によるものです。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2026年3月期の通期連結業績予想は、売上高321億円(前期比10.5%増)、営業利益11億8,000万円(同20.5%減)、経常利益11億6,000万円(同18.9%減)、親会社株主に帰属する当期純利益7億6,000万円(同27.6%減)を見込んでいます。第4四半期に売上が集中する季節性があるため、中間期の実績を踏まえても通期予想は据え置かれています。
株主還元
2026年3月期の配当予想は、中間配当20円、期末配当50円の年間70円となっています。前期の年間配当0円から大幅な増配が予定されています。
注意事項
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