2025年3月期 決算短信の要約
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ホシデン株式会社の2025年3月期連結業績は、売上高2,475.71億円(前期比13.1%増)、営業利益135.73億円(同5.0%増)と増収増益となりました。アミューズメント関連向けや移動体通信関連向けの増加が寄与しましたが、為替差益の減少により経常利益と純利益は減少しました。2026年3月期は更なる増収を見込むものの、利益面では減益予想となっています。
主な事業セグメント
ホシデン株式会社の主な事業セグメントは、機構部品、音響部品、表示部品、複合部品その他です。機構部品にはコネクタ、ジャック、スイッチ等、音響部品にはマイクロホン、ヘッドホン等、表示部品にはタッチパネル、複合部品その他には上記に属さない複合機器が含まれます。
当決算における事業や経営成績の主な変化
2025年3月期の連結業績は、売上高が2,475.71億円(前期比13.1%増)、営業利益は135.73億円(同5.0%増)となりました。アミューズメント関連向け、移動体通信関連向け、自動車関連向けの増加により売上は増加しました。一方、経常利益は147.76億円(同18.6%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は100.37億円(同13.7%減)と減少しました。これは前年同期ほどの円安による利益押し上げ効果がなかったことが要因です。
貸借対照表の変化
総資産は前期末比14.4%増の2,002.79億円となりました。主な増加要因は売上債権と棚卸資産の増加です。負債は前期末比49.4%増の599.62億円となり、主に仕入債務の増加によるものです。純資産は前期末比4.0%増の1,403.17億円となり、自己資本比率は70.1%となりました。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは182.28億円の減少となりました。主な要因は、売上債権の増加100.32億円、棚卸資産の増加401.72億円、仕入債務の増加209.12億円です。投資活動によるキャッシュ・フローは59.31億円の減少、財務活動によるキャッシュ・フローは53.12億円の減少となりました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2026年3月期の連結業績予想は、売上高4,060億円(前期比64.0%増)、営業利益130億円(同4.2%減)、経常利益120億円(同18.8%減)、親会社株主に帰属する当期純利益84億円(同16.3%減)を見込んでいます。アミューズメント関連向けの需要拡大、自動車関連向けのADAS加速による伸長、移動体通信関連向けの安定成長を予想しています。
株主還元
2025年3月期の年間配当金は1株当たり59円(中間配当19円、期末配当40円)となる予定です。2026年3月期の配当予想は年間50円(中間配当25円、期末配当25円)を予定しています。
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