2025年3月期 決算短信の要約
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能美防災の2025年3月期連結業績は、売上高1,336.96億円(前年同期比12.8%増)、営業利益156.77億円(同34.4%増)と大幅増収増益となりました。堅調な市場環境に加え、原材料価格上昇下での価格改定や業務効率化が奏功し、売上高・利益ともに伸長しました。2026年3月期も増収増益を見込み、配当性向50%を目標に株主還元の充実を図る方針です。
主な事業セグメント
能美防災株式会社の主な事業セグメントは、火災報知設備、消火設備、保守点検等です。火災報知設備は自動火災報知設備や環境監視システムなどの製造販売・工事、消火設備はスプリンクラー設備などの製造販売・工事、保守点検等は各種防災設備の保守点検・補修業務を行っています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
2025年3月期の連結業績は、売上高が1,336.96億円(前年同期比12.8%増)、営業利益が156.77億円(同34.4%増)、経常利益が162.17億円(同32.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益が110.98億円(同29.4%増)となりました。市場環境が堅調に推移し、原材料価格上昇の中で価格改定や業務効率化が奏功し、売上高・利益ともに大幅な増加となりました。
貸借対照表の変化
総資産は前期末比93.92億円増の1,668.77億円となりました。主な増加要因は、受取手形、売掛金及び契約資産の61.84億円増、有価証券の40億円増、退職給付に係る資産の26.92億円増です。負債は45.27億円増の368.46億円、純資産は48.64億円増の1,300.3億円となりました。自己資本比率は77.2%と高水準を維持しています。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは115.47億円の収入(前期は32.79億円の収入)となりました。主な要因は税金等調整前当期純利益160.54億円、減価償却費25.26億円などです。投資活動によるキャッシュ・フローは70.9億円の支出(前期は26.57億円の支出)、財務活動によるキャッシュ・フローは74.75億円の支出(前期は28.45億円の支出)となりました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2026年3月期の連結業績予想は、売上高1,406億円(前期比5.2%増)、営業利益165億円(同5.2%増)、経常利益169億円(同4.2%増)、親会社株主に帰属する当期純利益116億円(同4.5%増)を見込んでいます。堅調な需要に対して業務効率化や価格改定に取り組みながら、より高い付加価値を創造できる企業への変革に挑戦する方針です。
株主還元
2025年3月期の年間配当金は1株当たり76円(中間30円、期末46円)を予定しています。2026年3月期は中間・期末ともに50円の年間100円を予定しており、配当性向は50.9%となる見通しです。2026年3月期以降は連結配当性向50%を目標に掲げ、安定的かつ継続的な株主還元の充実を目指しています。
注意事項
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