2025年３月期 決算短信の要約
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京三製作所の2025年3月期は、信号システム事業とパワーエレクトロニクス事業の両セグメントで受注・売上が増加し、大幅な増収増益を達成しました。売上高853.67億円(前期比21.0%増)、営業利益61.12億円(同145.3%増)と業績が大きく改善。自己資本比率も41.0%に向上し、財務体質が強化されています。今後は新中期経営計画に基づき、さらなる成長を目指します。
主な事業セグメント
京三製作所の主な事業セグメントは、信号システム事業とパワーエレクトロニクス事業です。信号システム事業では鉄道信号システムや道路交通管制システムを、パワーエレクトロニクス事業では産業機器用電源装置や鉄道信号用電源装置を生産・販売しています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
2025年3月期の連結業績は、売上高853.67億円(前期比21.0%増)、営業利益61.12億円(同145.3%増)、経常利益66.46億円(同103.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益47.83億円(同39.3%増)と大幅な増収増益となりました。信号システム事業、パワーエレクトロニクス事業ともに受注・売上が増加し、利益創出に向けた取り組みが奏功しました。
貸借対照表の変化
総資産は前期末比35.58億円減少し1,260.05億円となりました。主な変動として、契約資産が31.8億円、投資有価証券が18.76億円減少しました。負債では借入金が短期・長期合わせて30億円減少しました。純資産は利益剰余金が35.29億円増加し、自己資本比率は41.0%と前期末から2.7ポイント改善しました。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは37.43億円の収入となりました。主な要因は税金等調整前当期純利益68.57億円、減価償却費19.25億円の計上です。投資活動によるキャッシュ・フローは3.17億円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローは44.52億円の支出となりました。この結果、現金及び現金同等物の期末残高は前期末比10.51億円減少し81.32億円となりました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2026年3月期の連結業績予想は、売上高860億円(前期比0.7%増)、営業利益47億円(同23.1%減)、経常利益50億円(同24.8%減)、親会社株主に帰属する当期純利益35億円(同26.8%減)を見込んでいます。信号システム事業では鉄道信号システムの生産管理強化や営業力強化、パワーエレクトロニクス事業では生産体制の強化・効率化を推進し、新製品開発にも注力する方針です。
株主還元
2025年3月期の年間配当金は1株当たり23円(前期比3円増)、配当性向は30.2%となりました。2026年3月期も1株当たり23円の配当を予定しており、予想配当性向は41.2%となる見込みです。
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