2025年３月期 第３四半期決算短信の要約
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株式会社ジャパンディスプレイの2025年3月期第3四半期決算は、売上高1,434億円(前年同期比20.5%減)、営業損失237億円、親会社株主に帰属する四半期純損失487億円となりました。車載分野の需要減少や液晶スマートフォン分野からの撤退が影響し、茂原工場の減損損失209億円等により純損失が拡大しています。
主な事業セグメント
株式会社ジャパンディスプレイの主な事業セグメントは、車載ディスプレイ、スマートウォッチ・VR等のディスプレイ、液晶スマートフォン向けディスプレイです。車載分野が全売上高の65.1%を占め、主力事業となっています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当第3四半期の売上高は前年同期比20.5%減の1,434億円となりました。車載分野やスマートウォッチ・VR等の需要減少、液晶スマートフォン分野からの戦略的撤退が影響しています。EBITDAは207億円の赤字、営業損失は237億円と前年同期から改善しましたが、親会社株主に帰属する四半期純損失は487億円と拡大しました。茂原工場の減損損失209億円等が影響しています。
貸借対照表の変化
総資産は前期末比21.2%減の1,764億円となりました。主な要因は、eLEAP用生産設備の減損に伴う建設仮勘定192億円の減少、未収入金83億円の減少、売掛金78億円の減少です。純資産は前期末比56.6%減の371億円となり、自己資本比率は20.9%と17.2ポイント低下しました。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは192億円の支出となり、前年同期から81億円悪化しました。投資活動によるキャッシュ・フローは44億円の支出と前年同期から69億円改善しました。財務活動によるキャッシュ・フローは182億円の収入となりました。これらの結果、現金及び現金同等物の残高は前期末比49億円減少し237億円となりました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2025年3月期通期の連結業績予想は、売上高1,800億円(前期比24.7%減)、営業損失317億円、経常損失368億円、親会社株主に帰属する当期純損失620億円を見込んでいます。第3四半期での減損損失等の計上により、前回予想から下方修正されています。
株主還元
2025年3月期の配当予想は、普通株式、E種優先株式ともに0円となっています。
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