(株)ピクセラの決算情報

株式会社ピクセラは、AV関連事業と家電事業を主な事業セグメントとしています。AV関連事業ではTVチューナー関連製品やIoT製品を展開し、家電事業ではRe・DeブランドやA-Stageブランドの家電製品を提供しています。

当第1四半期連結累計期間の売上高は2億3,400万円(前年同期比10.6%減)、営業損失は1億8,700万円(前年同期は2億2,000万円の損失)となりました。AV関連事業の売上高は1億2,600万円(同16.0%減)、家電事業は1億700万円(同3.2%減)と減少しましたが、損失幅は縮小しています。新たにウェルネス・ヘルスケア分野への注力を表明し、事業構造の転換を進めています。

総資産は前期末比4億9,500万円増の11億1,400万円となりました。主な要因は、現金及び預金が4億2,200万円増加したことです。負債は5億100万円増の9億2,000万円となり、1年内償還予定の社債が5億5,000万円増加しました。純資産は500万円減の1億9,400万円となりました。自己資本比率は32.1%から17.3%に低下しています。

キャッシュ・フロー計算書は作成されていませんが、現金及び預金が前期末比4億2,200万円増加しています。これは主に新株予約権の行使による2億200万円の資金調達や社債発行によるものと考えられます。一方で、営業損失1億8,700万円の計上や棚卸資産の増加などにより、営業活動によるキャッシュ・フローはマイナスとなった可能性があります。

2025年9月期の連結業績予想については、現時点で合理的な算定が困難なため未定とされています。今後、算定が可能となった時点で速やかに開示される予定です。ただし、ウェルネス・ヘルスケア分野への注力や固定費削減などの構造改革を進めており、中長期的な収益性改善を目指しています。

配当に関する記載はありませんが、継続的な営業損失の計上や財務体質の改善が必要な状況を考慮すると、当面は無配が継続される可能性が高いと推測されます。