2025年12月期第１四半期決算短信の要約
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株式会社ズームの2025年12月期第1四半期は、北米市場の販売不振により減収減益となりました。売上高37.88億円（前年同期比4.8％減）、営業損失5,800万円を計上し、親会社株主に帰属する四半期純損失は1.81億円に拡大しています。通期では増収増益を見込んでいますが、米国の関税政策の影響に注意が必要です。
主な事業セグメント
株式会社ズームは音楽用電子機器事業の単一セグメントであり、主にハンディオーディオレコーダー、デジタルミキサー/マルチトラックレコーダー、マルチエフェクター、プロフェッショナルフィールドレコーダーなどの製品を扱っています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当第1四半期連結累計期間の売上高は37.88億円（前年同期比4.8％減）となりました。特に北米市場における販売不振が影響し、営業損失5,800万円（前年同期は5,500万円の利益）、経常損失8,800万円（前年同期は3,200万円の利益）を計上しました。親会社株主に帰属する四半期純損失は1.81億円（前年同期は7,800万円の損失）と拡大しています。製品カテゴリー別では、ハンディオーディオレコーダーが39.4％減、マルチエフェクターが20.2％増となりました。
貸借対照表の変化
資産合計は前連結会計年度末比7.5％減の185.84億円となりました。主な要因は現金及び預金が4.14億円、受取手形及び売掛金が7.31億円減少したことです。負債合計は8.0％減の105.43億円、純資産合計は6.7％減の80.4億円となりました。自己資本比率は前連結会計年度末の35.7％から35.3％に低下しています。
キャッシュフローの変化
キャッシュ・フロー計算書は作成されていませんが、現金及び預金が4.14億円減少しています。また、買掛金が4.59億円、短期借入金が1.3億円、長期借入金が1.26億円減少しており、営業活動や財務活動によるキャッシュ・フローの減少が示唆されます。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2025年12月期の連結業績予想は、売上高185億円（前期比2.4％増）、営業利益9億円（同69.3％増）、経常利益8.3億円（同49.8％増）、親会社株主に帰属する当期純利益3.4億円（同731.8％増）を見込んでいます。米国の関税政策による業績への影響については、別途公表の決算補足説明資料を参照するよう注記されています。
株主還元
前期の年間配当金は31円でした。2025年12月期の配当予想は、第2四半期末0円、期末32円の年間32円となっています。
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