2025年３月期 決算短信の要約
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株式会社JVCケンウッドの2025年3月期連結業績は、3事業分野全てで増収となり、売上収益3,703億800万円（前年同期比3.0%増）、事業利益253億700万円（同28.4%増）と好調でした。親会社の所有者に帰属する当期利益は202億7,600万円（同55.8%増）と大幅増益となり、過去最高益を更新しています。
主な事業セグメント
株式会社JVCケンウッドの主な事業セグメントは、モビリティ＆テレマティクスサービス分野、セーフティ＆セキュリティ分野、エンタテインメント ソリューションズ分野の3つです。各分野で車載機器、業務用無線機器、AV機器などの製造・販売を行っています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
2025年3月期の連結業績は、売上収益が前年同期比3.0%増の3,703億800万円、事業利益が28.4%増の253億700万円となりました。3つの事業分野全てで増収となり、特にセーフティ＆セキュリティ分野が6.7%増と好調でした。営業利益は19.6%増の217億9,200万円、親会社の所有者に帰属する当期利益は55.8%増の202億7,600万円と大幅増益となり、過去最高益を更新しています。
貸借対照表の変化
資産合計は前期末比で約35億円減の3,133億3,600万円となりました。負債合計は約137億円減の1,819億3,700万円、資本合計は約102億円増の1,313億9,900万円となりました。親会社所有者帰属持分比率は3.7ポイント増加し39.9%となり、財務体質が改善されています。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは314億5,200万円の収入となり、前年同期比で約17億円減少しました。投資活動によるキャッシュ・フローは215億4,500万円の支出となり、前年同期比で約55億円増加しました。財務活動によるキャッシュ・フローは187億9,300万円の支出となり、前年同期比で約6億円減少しました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2026年3月期の連結業績予想は、米国の関税措置の影響により、売上収益3,580億円（前年同期比3.3%減）、事業利益200億円（同21.0%減）、営業利益190億円（同12.8%減）、親会社の所有者に帰属する当期利益140億円（同31.0%減）と減収減益を見込んでいます。関税影響による売上収益への影響は130億円、事業利益への影響は50億円と予想されています。
株主還元
2025年3月期の配当は、期末配当金を1株当たり10円に修正し、年間配当金を15円とする予定です。2026年3月期の配当予想は、1株当たり年間18円（中間配当金6円、期末配当金12円）となっています。
注意事項
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