2026年３月期第１四半期決算短信の要約
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SEMITEC株式会社の2026年3月期第1四半期は、売上高62.47億円（前年同期比2.2％減）、営業利益9.72億円（同8.6％減）と減収減益となりました。自動車用途での需要増加はあったものの、家電・住設用途の減少が影響しています。為替差損の影響で経常利益は24.0％減となりましたが、特別利益により最終利益は6.7％増となりました。通期予想は減収減益を見込んでおり、厳しい事業環境が続くと予想されます。
主な事業セグメント
SEMITEC株式会社は、温度センサーや磁気センサーなどのセンサー製品を主力とする電子部品メーカーです。主な事業セグメントは日本、中華圏、その他アジア、北米の4つに分かれており、グローバルに事業を展開しています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当第1四半期連結累計期間の業績は、売上高が62.47億円（前年同期比2.2％減）、営業利益が9.72億円（同8.6％減）、経常利益が9.06億円（同24.0％減）となりました。自動車用途や産業機器用途で需要増加が見られた一方、家電・住設用途やOA機器用途で減少が見られました。為替差損の計上により経常利益が大きく減少しましたが、特別利益の計上により親会社株主に帰属する四半期純利益は8.56億円（同6.7％増）と増益となりました。
貸借対照表の変化
総資産は前連結会計年度末比6.43億円減少し305.51億円となりました。主な要因は、流動資産における現金及び預金と仕掛品の減少です。一方、固定資産は投資有価証券と有形固定資産の増加により5.73億円増加しました。負債は1,900万円減少し79.52億円となり、純資産は6.24億円減少し225.99億円となりました。自己資本比率は73.9％と高水準を維持しています。
キャッシュフローの変化
当第1四半期連結累計期間のキャッシュ・フロー計算書は作成されていませんが、減価償却費は2.64億円（前年同期2.79億円）となっています。現金及び預金の減少が見られることから、営業活動によるキャッシュ・フローは減少している可能性があります。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2026年3月期の連結業績予想は、売上高233.82億円（前期比7.7％減）、営業利益30億円（同23.3％減）、経常利益29.2億円（同28.0％減）、親会社株主に帰属する当期純利益22.4億円（同28.0％減）と減収減益を見込んでいます。第2四半期累計期間も同様に減収減益の予想となっており、厳しい事業環境が続くことが予想されます。
株主還元
2026年3月期の配当予想は、期末配当47円00銭（年間配当47円00銭）となっています。前期実績の40円00銭から増配が予定されており、株主還元の強化が図られています。
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