2025年３月期 第３四半期決算短信の要約
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JALCOホールディングスの第3四半期業績は、売上高56億1,000万円（前年同期比31.1％減）、営業利益19億1,500万円（同18.8％減）と減収減益となりました。不動産事業での販売用不動産の売却遅れや、大型不動産取得に伴う費用増加が影響し、通期予想も下方修正されています。一方で、アミューズメント施設の取得など資産拡大は継続しています。
主な事業セグメント
JALCOホールディングス株式会社の主な事業セグメントは、貸金事業、不動産事業、M&Aコンサルティング事業です。貸金事業では短期貸付を中心に行い、不動産事業では賃貸用不動産の取得・運用を行っています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高56億1,000万円（前年同期比31.1％減）、EBITDA26億9,700万円（同3.9％減）、営業利益19億1,500万円（同18.8％減）、経常利益4億5,300万円（同68.8％減）、親会社株主に帰属する四半期純利益1億1,800万円（同93.1％減）となりました。前期にアミューズメント施設9物件を取得し、当期も5物件追加取得しましたが、販売用不動産の売却が予定通り進まず、大型不動産取得による減価償却費やのれん償却費の増加が影響しました。
貸借対照表の変化
資産は前期末比57億2,400万円増の783億2,600万円となりました。主な増加要因は販売用不動産43億3,000万円増、有形固定資産50億9,200万円増です。負債は57億7,300万円増の592億2,800万円で、主に短期借入金14億8,100万円増、社債19億円増、長期借入金20億6,600万円増によるものです。純資産は4,900万円減の190億9,700万円となりました。
キャッシュフローの変化
キャッシュ・フロー計算書は作成されていませんが、減価償却費は7億7,200万円（前年同期5億3,300万円）、のれん償却額は5,400万円（前年同期なし）となっています。営業活動によるキャッシュ・フローは減少、投資活動によるキャッシュ・フローは不動産取得により大幅減少、財務活動によるキャッシュ・フローは借入金や社債発行により増加したと推測されます。
今年度、来年度の業績見通しの変化
通期連結業績予想を下方修正しました。売上高68億3,100万円（前期比46.4％減）、EBITDA34億5,700万円（同50.5％減）、営業利益24億3,500万円（同61.7％減）、経常利益5億3,900万円（同89.2％減）、親会社株主に帰属する当期純利益3億2,900万円（同92.1％減）を見込んでいます。一部案件の実行時期遅れによる賃貸収入減少や、人件費増加、資金調達コスト増加が主な要因です。
株主還元
2024年3月期の配当金総額は19億300万円（1株当たり18円）でした。2025年3月期の配当予想は1株当たり18円（前期と同額）となっています。
注意事項
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