2025年３月期 第３四半期決算短信の要約
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株式会社シキノハイテックの2025年3月期第3四半期決算は、全セグメントで減収減益となり、営業損失600万円、経常損失1,100万円を計上しました。車載向け半導体需要減少やATM向けカメラ減少が主因です。通期予想は大幅減益を見込むものの、現時点で据え置いています。財務面では自己資本比率が若干改善し、年間配当金は前期同額の15円を予定しています。
主な事業セグメント
株式会社シキノハイテックは、電子システム事業、マイクロエレクトロニクス事業、製品開発事業の3つの主要セグメントで事業を展開しています。電子システム事業では半導体後工程商材、マイクロエレクトロニクス事業ではLSI設計受託、製品開発事業ではカメラ製品などを手がけています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当第3四半期累計期間の売上高は47.77億円（前年同期比8.9%減）、営業損失600万円（前年同期は5.12億円の利益）、経常損失1,100万円（前年同期は5.19億円の利益）、四半期純損失1,000万円（前年同期は3.57億円の利益）となりました。主に電子システム事業での車載向け半導体需要減少や、製品開発事業でのATM向けカメラ減少が影響し、全セグメントで減収減益となりました。
貸借対照表の変化
当第3四半期会計期間末の総資産は55.24億円（前期末比4.0%減）、負債は30.6億円（同4.5%減）、純資産は24.64億円（同3.3%減）となりました。主な変動として、受取手形、売掛金及び契約資産が3.16億円減少、製品が7,700万円減少した一方、現金及び預金が1.48億円増加しました。自己資本比率は44.6%（前期末44.3%）と若干改善しています。
キャッシュフローの変化
キャッシュ・フロー計算書は作成されていませんが、現金及び預金が前期末比1.48億円増加しています。一方で、受取手形、売掛金及び契約資産の減少3.16億円や、長期借入金の増加1.94億円などが見られ、営業活動によるキャッシュ・フローの減少と財務活動によるキャッシュ・フローの増加が推測されます。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2025年3月期通期の業績予想は、売上高67.15億円（前期比5.3%減）、営業利益1.55億円（同74.4%減）、経常利益1.5億円（同76.5%減）、当期純利益1.3億円（同74.5%減）と大幅な減益を見込んでいます。第3四半期累計期間の実績は低調でしたが、現時点では予想を据え置いています。
株主還元
2025年3月期の年間配当金予想は1株当たり15円で、前期と同額を維持する予定です。
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