2024年12月期決算短信の要約
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マブチモーターの2024年12月期は、自動車電装機器市場とライフ・インダストリー機器市場の両方で売上高が増加し、営業利益も大幅に伸長しました。売上高は1,962億1,200万円（前期比9.8%増）、営業利益は216億4,400万円（同39.3%増）と過去最高を更新しました。一方、減損損失の計上により親会社株主に帰属する当期純利益は減少しましたが、財務基盤は引き続き安定しています。
主な事業セグメント
マブチモーター株式会社は、小型モーターの専門メーカーです。主な事業セグメントは自動車電装機器市場とライフ・インダストリー機器市場で、世界5極体制で事業を展開しています。自動車電装機器市場ではパワーウインドウ用やミラー用などのモーターを、ライフ・インダストリー機器市場では健康・医療機器用や家電製品用のモーターを提供しています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
2024年12月期の連結業績は、売上高が前期比9.8%増の1,962億1,200万円、営業利益が39.3%増の216億4,400万円となりました。自動車電装機器市場の売上高は8.9%増の1,524億9,800万円、ライフ・インダストリー機器市場は13.1%増の436億7,300万円でした。売価・プロダクトミックスの改善や円安の影響により、営業利益は大幅に増加しました。一方、親会社株主に帰属する当期純利益は33.9%減の128億3,100万円となりました。
貸借対照表の変化
総資産は前期末比5.5%増の3,549億8,900万円となりました。主な変動は、現金及び預金の増加183億3,900万円、受取手形及び売掛金の増加34億3,900万円、有形固定資産の減少45億5,800万円です。純資産は4.8%増の3,196億2,200万円となり、自己資本比率は90.0%と高水準を維持しています。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは401億3,300万円の収入（前期比26.4%増）となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは157億5,000万円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローは161億8,300万円の支出となりました。この結果、現金及び現金同等物の期末残高は前期末から182億6,500万円増加し、1,305億6,700万円となりました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2025年12月期の連結業績予想は、売上高1,980億円（前期比0.9%増）、営業利益222億円（同2.6%増）、経常利益234億円（同27.9%減）、親会社株主に帰属する当期純利益151億円（同17.7%増）を見込んでいます。自動車電装機器市場は前年並みの生産台数、ライフ・インダストリー機器市場は健康・医療機器用の安定需要を見込む一方、個人消費低迷の影響も予想されています。
株主還元
2024年12月期の1株当たり配当金は、前期比2円増配の年間76円（中間38円、期末38円）となる予定です。2025年12月期は更に2円増配し、年間78円（中間39円、期末39円）を予定しています。株主資本配当率3.0～4.0%を目安とした配当方針に基づき、継続的・安定的な配当を目指しています。
注意事項
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