2025年3月期 決算短信の要約
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芝浦メカトロニクス株式会社の2025年3月期連結業績は、半導体後工程装置の好調や流通機器分野の伸長により、売上高809.15億円（前年度比19.8％増）、営業利益141.35億円（同20.9％増）と大幅な増収増益となりました。自己資本比率も49.7％に改善し、財務体質が強化されています。次期は投資費用増加により減益予想ですが、半導体分野の堅調な需要が見込まれています。
主な事業セグメント
芝浦メカトロニクス株式会社の主な事業セグメントは、ファインメカトロニクス部門、メカトロニクスシステム部門、流通機器システム部門、不動産賃貸部門です。主に半導体製造装置、FPD製造装置、自動券売機等の製造・販売を行っています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当連結会計年度の業績は、売上高809.15億円（前年度比19.8％増）、営業利益141.35億円（同20.9％増）、経常利益139.77億円（同20.4％増）、親会社株主に帰属する当期純利益103.28億円（同17.5％増）となりました。半導体分野では後工程の先端パッケージ向け装置が好調で、流通機器分野の売上増加も寄与しました。受注高は697.51億円（同12.8％増）と増加しています。
貸借対照表の変化
総資産は前連結会計年度末比39.9億円増の952.44億円となりました。主な増加要因は、現金及び預金の12.64億円増、仕掛品の24.41億円増、建設仮勘定の37.4億円増です。負債は45.92億円減の479.26億円、純資産は85.82億円増の473.17億円となりました。自己資本比率は前年度末の42.4%から49.7%に改善しています。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは69.88億円の増加（前年度は59.87億円の増加）となりました。主な要因は、税金等調整前当期純利益の計上、減価償却費の計上、売上債権の減少です。投資活動によるキャッシュ・フローは32.16億円の減少、財務活動によるキャッシュ・フローは26.66億円の減少となりました。この結果、現金及び現金同等物の期末残高は前連結会計年度末比12.64億円増の284.64億円となっています。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2026年3月期の連結業績予想は、売上高800億円（前年度比1.1％減）、営業利益105億円（同25.7％減）、経常利益101億円（同27.7％減）、親会社株主に帰属する当期純利益75億円（同27.4％減）を見込んでいます。半導体分野の受注は堅調に推移すると予想されますが、持続的成長に向けた投資関連費用の増加を考慮した予想となっています。
株主還元
当期（2025年3月期）の期末配当は1株当たり278円（配当性向35.3％）を予定しています。次期（2026年3月期）の期末配当は1株当たり200円（配当性向35.0％）を予定しています。
注意事項
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