アジャイルメディア・ネットワーク(株)の決算情報

アジャイルメディア・ネットワーク株式会社の主な事業セグメントは、アンバサダー事業、製造販売業、小売業です。アンバサダー事業ではSNSを通じたクチコミ促進・分析が可能なプログラムを提供し、製造販売業では高気圧酸素機器等の開発・販売を行っています。小売業ではECサイトでの商品販売を展開しています。

当第1四半期連結累計期間の売上高は1.16億円（前年同期比30.67％増）となりました。営業損失は6,850.2万円（前年同期は8,661.9万円の損失）、経常損失は7,586.8万円（前年同期は8,693.6万円の損失）、親会社株主に帰属する四半期純損失は4,429.1万円（前年同期は9,260.9万円の損失）と、損失幅は縮小しています。アンバサダー事業の売上高は減少しましたが、製造販売業と新規参入の小売業が全体の売上増加に寄与しました。

総資産は前連結会計年度末比14.9%増の6.4億円となりました。主な要因は現金及び預金の32.4%増加です。負債は前連結会計年度末比5.2%減の2.06億円となりました。純資産は前連結会計年度末比26.8%増の4.35億円となり、自己資本比率は62.3%（前連結会計年度末54.9%）に改善しました。

キャッシュ・フロー計算書は作成されていませんが、現金及び預金が1.11億円増加しています。これは主に新株予約権の行使による資金調達によるものと考えられます。一方で、未収入金の減少2,645.4万円や原材料の減少598.2万円などが見られ、運転資本の改善が示唆されます。

2025年12月期の通期連結業績予想は、売上高6.83億円（前年同期比49.9%増）、営業損失1.65億円、経常損失1.88億円、親会社株主に帰属する当期純損失1.74億円と予想されています。第2四半期累計期間の予想は売上高2.68億円（前年同期比68.4%増）、営業損失1.07億円、経常損失1.28億円、親会社株主に帰属する四半期純損失1.05億円となっています。

2025年12月期の配当予想は、第2四半期末、期末ともに1株当たり0円となっています。前期（2024年12月期）も無配であり、配当方針に変更はありません。