2025年３月期 第３四半期決算短信の要約
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三相電機株式会社の2025年3月期第3四半期決算は、半導体業界の需要減少などにより売上高が前年同期比13.3%減の119億1,400万円となり、営業損益は1,100万円の損失に転落しました。通期業績予想も厳しい見通しとなっており、半導体市場の回復時期が不透明な中で、厳しい事業環境が続いています。
主な事業セグメント
三相電機株式会社は、モータおよびポンプ事業を主な事業セグメントとしています。半導体製造装置用ポンプや産業機械用モータなどを製造・販売しています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当第3四半期連結累計期間の業績は、半導体業界の需要減少や産業機械業界の設備投資減少の影響を受け、売上高が前年同期比13.3%減の119億1,400万円となりました。営業損益は1,100万円の損失（前年同期は6億8,600万円の利益）、経常利益は前年同期比94.0%減の4,700万円、親会社株主に帰属する四半期純損益は3,100万円の損失（前年同期は5億4,200万円の利益）と大幅に悪化しました。半導体製造装置用ポンプの販売減少が主な要因です。
貸借対照表の変化
資産合計は前期末比5.3%減の184億9,400万円となりました。主に現金及び預金が減少しました。負債合計は前期末比13.0%減の68億500万円となり、電子記録債務や借入金、未払費用が減少しました。純資産は前期末比0.2%減の116億8,800万円となりました。自己資本比率は63.2%と3.2ポイント上昇しています。
キャッシュフローの変化
キャッシュ・フロー計算書の記載はありませんが、現金及び預金が前期末比30.1%減少しており、営業活動によるキャッシュ・フローの悪化が推測されます。投資活動では建設仮勘定が増加、財務活動では借入金が減少しています。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2025年3月期の通期連結業績予想は、売上高156億円（前期比11.7%減）、営業損失1億7,000万円、経常損失1億5,000万円、親会社株主に帰属する当期純損失2億3,000万円と厳しい見通しとなっています。前回公表の予想から変更はありません。
株主還元
2025年3月期の1株当たり配当金予想は、前期実績の27円から2円減配の25円となっています。
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