2024年12月期 決算短信の要約
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株式会社キッツの2024年12月期決算は、バルブ事業での販売量減少があったものの、伸銅品事業の好調や為替影響等により増収増益となりました。売上高1,720億4,200万円（前期比3.1%増）、営業利益142億2,000万円（同3.9%増）、親会社株主に帰属する当期純利益118億2,400万円（同11.6%増）を達成。自己資本比率も62.9%に上昇し、財務基盤が強化されています。
主な事業セグメント
株式会社キッツは、バルブ事業、伸銅品事業、ホテル及びレストラン事業等を展開しています。主力のバルブ事業では、青銅バルブ、鉄鋼バルブ、その他バルブ関連製品、濾過関連製品及びその付属品の製造販売を行っています。伸銅品事業では、伸銅品及び伸銅加工品の製造販売を行っています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
2024年12月期の連結業績は、売上高が前期比3.1%増の1,720億4,200万円、営業利益が3.9%増の142億2,000万円、経常利益が5.7%増の152億7,600万円、親会社株主に帰属する当期純利益が11.6%増の118億2,400万円となりました。バルブ事業の販売量減少や半導体製造装置向けの需要回復遅れがあったものの、価格改定効果や為替影響、伸銅品事業での銅相場上昇に伴う販売価格上昇等が増収に寄与しました。
貸借対照表の変化
資産は前期末比57億1,200万円増の1,724億600万円となりました。有形固定資産や現金及び預金の増加が主因です。負債は18億8,900万円減の625億9,600万円となり、長期借入金や短期借入金が減少しました。純資産は76億200万円増の1,098億900万円となりました。自己資本比率は前期末の60.5%から62.9%に上昇しています。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは185億5,900万円の収入となり、前期比25億5,200万円増加しました。投資活動によるキャッシュ・フローは78億3,600万円の支出となり、前期比4億2,900万円支出が増加しました。財務活動によるキャッシュ・フローは99億700万円の支出となり、前期比47億1,800万円支出が増加しました。この結果、現金及び現金同等物の期末残高は前期末比20億4,100万円増の304億4,000万円となりました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2025年12月期の連結業績予想は、売上高1,800億円（前期比4.6%増）、営業利益150億円（同5.5%増）、経常利益156億円（同2.1%増）、親会社株主に帰属する当期純利益112億円（同5.3%減）を見込んでいます。半導体市場等の成長分野への積極投資を進めつつ、コア事業の強化と収益性向上に取り組む方針です。
株主還元
2024年12月期の年間配当金は、1株当たり46円（中間配当19円、期末配当27円）を予定しています。これにより連結配当性向は34.7%となる見込みです。2025年12月期の配当予想も1株当たり年間46円（中間配当19円、期末配当27円）を維持する方針です。
注意事項
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