(株)ＮＦＫホールディングスの決算情報

株式会社ＮＦＫホールディングスの主な事業セグメントは、工業炉燃焼装置関連事業です。この事業は工業用の炉や燃焼装置の製造・販売を行っています。また、不動産賃貸収入や経営指導料などのその他の事業も展開しています。

当第３四半期連結累計期間の業績は、売上高が前年同期比22.5％減の12億8,400万円となりました。利益面では、工業炉部門でのクレーム費用発生などにより、営業損失1,500万円（前年同期は5,100万円の利益）を計上しました。経常利益は90.2％減の600万円、親会社株主に帰属する四半期純損失は2,900万円（前年同期は7億500万円の利益）となりました。工業炉燃焼装置関連事業の売上高は22.5％減、営業損失は1億1,700万円と厳しい結果となりました。

資産は前期末比2.4％減の55億700万円となりました。流動資産は4.8％増の36億100万円、固定資産は13.6％減の19億500万円です。負債は7.3％減の5億5,700万円、純資産は1.8％減の49億4,900万円となりました。自己資本比率は89.9％と高水準を維持しています。主な変動として、現金及び預金が1億5,000万円減少、長期貸付金が2億5,000万円減少しました。

キャッシュ・フロー計算書は作成されていませんが、現金及び預金が前期末比1億5,000万円減少しています。営業活動によるキャッシュ・フローは、四半期純損失2,900万円の計上や仕入債務の増加4,500万円などが影響していると推測されます。投資活動では長期貸付金の回収2億5,000万円が主な増加要因と考えられます。財務活動では大きな変動は見られません。

2025年3月期通期の連結業績予想が修正されました。売上高は前期比6.9％減の19億8,000万円、営業利益は48.9％減の6,500万円、経常利益は59.4％減の5,500万円、親会社株主に帰属する当期純利益は96.8％減の2,500万円を見込んでいます。厳しい事業環境が続く中、業績の下方修正が行われたことが分かります。

配当に関する具体的な記載はありませんが、2025年3月期の期末配当予想は0円となっています。前期も無配であったことから、厳しい業績を反映して無配が継続される見通しです。