2025年３月期 決算短信の要約
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株式会社KVKの2025年3月期決算は、厳しい住宅市場環境の中、売上高は微減となりましたが、採算性重視の販売戦略により増益を達成しました。売上高296.48億円（前期比0.5％減）、営業利益26.6億円（同5.2％増）、経常利益30.72億円（同7.2％増）、親会社株主に帰属する当期純利益21.1億円（同6.6％増）となっています。
主な事業セグメント
株式会社KVKは、給水栓・給排水金具・継手及び配管部材の製造・加工・仕入れ及び販売を主事業とする専門メーカーです。日本、中国、フィリピンに拠点を持ち、所在地別セグメント情報を報告セグメントとしています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当連結会計年度の業績は、新設住宅着工戸数が低調な中、売上高は296.48億円（前期比0.5％減）となりました。一方、採算性を考慮した販売品目の見直しにより、営業利益は26.6億円（前期比5.2％増）、経常利益は30.72億円（前期比7.2％増）、親会社株主に帰属する当期純利益は21.1億円（前期比6.6％増）と増益となりました。投資有価証券売却益も利益増加に寄与しています。
貸借対照表の変化
資産は前期末比5.3％増の362.76億円となりました。主な要因は現金及び預金が26.9億円増加した一方、投資有価証券が8.2億円減少したことです。負債は前期末比6.7％増の79.5億円、純資産は前期末比4.9％増の283.25億円となりました。自己資本比率は78.1％（前期末78.4％）とほぼ横ばいです。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは35.65億円の収入（前期比29.49億円増）となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは2.42億円の支出（前期比29.18億円減）、財務活動によるキャッシュ・フローは6.06億円の支出（前期比1.71億円増）となりました。この結果、現金及び現金同等物の期末残高は前期末比97.3％増の54.55億円となりました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
次期連結業績予想は、売上高305億円（前期比2.9％増）、営業利益27億円（同1.5％増）、経常利益28億円（同8.9％減）、親会社株主に帰属する当期純利益19億円（同10.0％減）を見込んでいます。原材料価格の高騰や為替変動リスクなど不透明な要因が多く、利益面では減益予想となっています。
株主還元
当期の年間配当金は1株当たり75円（前期比15円増）となりました。次期の配当予想は1株当たり80円（前期比5円増）で、配当性向は33.7％を見込んでいます。
注意事項
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