2025年12月期 第1四半期決算短信の要約
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THK株式会社の2025年12月期第1四半期は、売上収益が849億4千600万円（前年同期比0.2%減）、営業利益が17億200万円（同19.7%減）となりました。産業機器事業の需要は改善基調でしたが、輸送機器事業は低調でした。通期予想では増収増益を見込み、年間配当金も大幅増配を予定しています。
主な事業セグメント
THK株式会社の主な事業セグメントは、LMガイド（直線運動案内）などの機械要素部品と、リンクボールやサスペンションボールジョイントなどの輸送用機器要素部品の製造・販売です。地域別に日本、米州、欧州、中国、その他の5つの報告セグメントがあります。
当決算における事業や経営成績の主な変化
2025年12月期第1四半期の連結売上収益は849億4千600万円で、前年同期比0.2%減少しました。営業利益は17億200万円で19.7%減少、親会社の所有者に帰属する四半期利益は3億1千900万円で83.7%減少しました。産業機器事業の需要は改善基調でしたが、輸送機器事業の需要は低位で推移しました。売上原価率は0.5ポイント低下し78.2%となりましたが、販管費率は0.3ポイント上昇し19.8%となりました。
貸借対照表の変化
資産合計は前期末比9.4%減少の5,140億2千400万円となりました。主な要因は、現金及び現金同等物が420億6千300万円、棚卸資産が31億1千800万円、有形固定資産が56億5千100万円減少したことです。負債は5.2%増加の1,868億7千400万円、資本は16.1%減少の3,271億5千万円となりました。親会社所有者帰属持分比率は5.1ポイント低下し62.5%となっています。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは67億7千800万円の収入（前年同期比17.8%減）となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは51億8千700万円の支出（同33.1%減）、財務活動によるキャッシュ・フローは397億900万円の支出（同171.6%増）となりました。この結果、現金及び現金同等物の四半期末残高は前期末比30.4%減少の962億2千900万円となりました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2025年12月期の連結業績予想は、売上収益3,635億円（前期比3.0%増）、営業利益235億円（同35.5%増）、親会社の所有者に帰属する当期利益180億円（同72.4%増）を見込んでいます。第2四半期累計期間の予想は、売上収益1,733億円（前年同期比3.6%減）、営業利益70億円（同16.7%減）、親会社の所有者に帰属する四半期利益50億円（同30.7%減）となっています。
株主還元
2025年12月期の年間配当金予想は1株当たり246円で、前期実績の146円50銭から大幅増配の予定です。第2四半期末配当は123円、期末配当は123円を予定しています。
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