ミネベアミツミ(株)の決算情報

ミネベアミツミ株式会社の主な事業セグメントは、プレシジョンテクノロジーズ事業、モーター・ライティング＆センシング事業、セミコンダクタ＆エレクトロニクス事業、アクセスソリューションズ事業です。各事業で精密機械部品、モーター、半導体デバイス、自動車部品などを製造しています。

当第3四半期連結累計期間の売上高は1.15兆円で前年同期比9.0%増、営業利益は745.94億円で40.2%増となりました。プレシジョンテクノロジーズ事業が好調で、売上高23.2%増、営業利益54.0%増と大きく伸長しました。一方、セミコンダクタ＆エレクトロニクス事業は売上高5.4%増ながら営業利益は21.4%減少しました。全体として増収増益となり、特に営業利益の伸びが顕著でした。

総資産は1.58兆円で前期末比11.2%増加しました。主な要因は棚卸資産、現金及び現金同等物、有形固定資産の増加です。負債は7,992.68億円で14.1%増加し、主に社債及び借入金の増加によるものです。親会社所有者帰属持分比率は48.5%と1.2ポイント低下しました。

営業活動によるキャッシュ・フローは942.22億円の収入で、前年同期比47.7%増加しました。投資活動によるキャッシュ・フローは1,008.43億円の支出で45.8%増加し、主に有形固定資産の取得や子会社株式の取得によるものです。財務活動によるキャッシュ・フローは425.33億円の収入となり、前年同期の51.33億円の支出から大きく改善しました。

通期連結業績予想を下方修正し、売上高1.5兆円（前回予想比3.8%減）、営業利益930億円（同9.7%減）、親会社の所有者に帰属する当期利益570億円（同13.6%減）としています。前回予想からの減額幅は大きいものの、前期実績と比較すると増収増益を見込んでいます。

1株当たり中間配当金は20円で実施済みです。期末配当金については前期実績から5円増配し1株当たり25円とする予定で、年間配当金は45円となる見込みです。