2025年3月期 決算短信の要約
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ジェイテクトの2025年3月期決算は、自動車と産機・軸受セグメントの減収減益により、全体として減収減益となりました。売上収益は1兆8,843億9,700万円（前期比0.4%減）、事業利益は649億3,800万円（同10.9%減）となり、親会社の所有者に帰属する当期利益は137億1,300万円（同65.9%減）と大幅に減少しました。次期は増益を見込んでいますが、引き続き厳しい事業環境が予想されます。
主な事業セグメント
ジェイテクトは自動車、産機・軸受、工作機械の3つの主要セグメントで事業を展開しています。自動車セグメントではステアリングや駆動系部品、産機・軸受セグメントでは産業機械用ベアリング、工作機械セグメントでは工作機械や制御機器、工業用熱処理炉などを製造・販売しています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
2025年3月期の連結業績は、売上収益が前年比0.4%減の1兆8,843億9,700万円、事業利益が10.9%減の649億3,800万円、親会社の所有者に帰属する当期利益が65.9%減の137億1,300万円となりました。自動車セグメントでは欧州や中国での減収が影響し、産機・軸受セグメントも日本や欧州での減収が響きました。一方、工作機械セグメントは北米や中国を中心に増収増益となりました。
貸借対照表の変化
資産合計は前期末比3.9%減の1兆5,653億9,100万円となりました。負債は前期末比2.2%減の7,879億2,200万円、資本は前期末比5.5%減の7,774億6,900万円となりました。親会社所有者帰属持分比率は47.6%と、前期末の48.4%から0.8ポイント低下しています。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは802億3,800万円の資金増加となり、前期の1,544億6,100万円から大幅に減少しました。投資活動によるキャッシュ・フローは759億3,600万円の資金減少、財務活動によるキャッシュ・フローは520億7,600万円の資金減少となりました。結果として、現金及び現金同等物の期末残高は前期末比28.7%減の1,190億6,000万円となりました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2026年3月期の通期連結業績予想は、売上収益1兆7,700億円（前期比6.1%減）、事業利益600億円（同7.6%減）、営業利益500億円（同30.0%増）、親会社の所有者に帰属する当期利益200億円（同45.8%増）を見込んでいます。為替レートは1USドル140円、1ユーロ160円を前提としています。
株主還元
2025年3月期の年間配当金は1株当たり50円（前期比14円増）となりました。2026年3月期は1株当たり60円（前期比10円増）の配当を予定しています。配当性向は123.9%から95.5%へ低下する見込みです。
注意事項
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