2025年３月期 第３四半期決算短信の要約
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株式会社ニチダイの第3四半期決算は、売上高86億1千400万円（前年同期比4.1％増）、営業利益8千300万円と黒字転換を達成しました。フィルタ事業の収益率向上と金型事業の経費削減が寄与し、全体的な収益性が改善しています。通期予想は売上高119億円、経常利益1億円を見込んでおり、業績回復の兆しが見られます。
主な事業セグメント
株式会社ニチダイは、金型事業、精密部品事業、フィルタ事業の3つの主要セグメントを展開しています。金型事業は自動車業界向けが中心で、精密部品事業は主力製品の需要回復が見られ、フィルタ事業は国内外で需要の変動がありました。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当第3四半期連結累計期間の売上高は86億1千400万円（前年同期比4.1％増）となりました。営業利益は8千300万円（前年同期は1億6千100万円の損失）、経常利益は1億1千800万円（前年同期は7千500万円の損失）と黒字転換しました。親会社株主に帰属する四半期純利益は1千400万円（前年同期は1億2千900万円の損失）となり、収益性が改善しています。フィルタ事業の収益率向上と金型事業の経費削減が寄与しました。
貸借対照表の変化
総資産は前連結会計年度末比2億8千900万円増の154億7千600万円となりました。主な増加要因は現金及び預金（2億800万円増）と有形固定資産（2億7千300万円増）です。負債は4千600万円増の43億3千700万円、純資産は2億4千300万円増の111億3千900万円となりました。自己資本比率は68.8％と、前連結会計年度末の68.7％から微増しています。
キャッシュフローの変化
キャッシュ・フロー計算書は作成されていませんが、現金及び預金が2億800万円増加しています。また、減価償却費は4億5千77万円（前年同期比8.4％増）となっています。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2025年3月期の通期連結業績予想は、売上高119億円（前期比5.1％増）、営業利益8千万円、経常利益1億円（前期比54.0％増）、親会社株主に帰属する当期純利益5千万円（前期比11.1％増）を見込んでいます。前回公表からの修正はありません。
株主還元
2025年3月期の年間配当金予想は1株当たり6円（中間配当2円、期末配当4円）となっています。前期実績の6円（中間配当4円、期末配当2円）と同額を維持する予定です。
注意事項
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