2025年３月期決算短信の要約
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中日本鋳工株式会社の2025年3月期決算は、主力の鋳物事業における産業機械関連向け部品の需要急減により、売上高が前年同期比16.4%減の48.57億円となり、3.26億円の営業損失を計上しました。厳しい事業環境の中、次期は生産性向上と品質向上に注力し、増収増益を目指します。
主な事業セグメント
中日本鋳工株式会社の主な事業セグメントは、鋳物事業、不動産賃貸事業、発電・売電事業です。鋳物事業が主力で、産業機械関連向けの部品製造が中心となっています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
2025年3月期の業績は、売上高が48.57億円（前年同期比16.4%減）となりました。利益面では、営業損失3.26億円（前年同期は1.97億円の利益）、経常損失3.3億円（前年同期は2.54億円の利益）、当期純損失3.38億円（前年同期は2.43億円の利益）と大幅な減益となりました。主力の鋳物事業では、産業機械関連向け部品の需要が急減し、売上高が17.5%減少しました。
貸借対照表の変化
総資産は91.36億円（前期末比8,500万円減）となりました。流動資産は38.75億円（4.86億円減）、固定資産は52.6億円（4億円増）となりました。負債は60.23億円（前期末比2.9億円増）、純資産は31.12億円（3.75億円減）となりました。自己資本比率は33.7%（前期末比3.8ポイント減）となっています。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは1.79億円の支出（前年同期は9.47億円の収入）となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは10.44億円の支出（前年同期は2,600万円の収入）、財務活動によるキャッシュ・フローは7.54億円の収入（前年同期は1.85億円の収入）となりました。この結果、現金及び現金同等物の期末残高は18.83億円となりました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2026年3月期の業績予想は、売上高50億円（前期比2.9%増）、経常利益7,400万円（前期は3.3億円の損失）、当期純利益7,100万円（前期は3.38億円の損失）を見込んでいます。鋳造業界の需要回復は緩やかと予想されますが、生産性向上と品質向上に注力し、収益改善を目指します。
株主還元
2025年3月期の年間配当金は1株当たり5円（前期比10円減）、配当金総額は1,100万円となりました。2026年3月期の配当予想は現時点で未定です。
注意事項
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