日本金銭機械(株)の決算情報

日本金銭機械株式会社の主な事業セグメントは、グローバルゲーミング、海外コマーシャル、国内コマーシャル、遊技場向機器の4つです。カジノ向け製品、海外・国内の金融・流通・交通市場向け製品、パチンコホール向け製品を提供しています。

2025年3月期の連結業績は、売上高が378.15億円（前年比19.6%増）、営業利益が49.1億円（同73.0%増）、経常利益が46.76億円（同31.1%増）、親会社株主に帰属する当期純利益が38.1億円（同16.1%増）となりました。新紙幣への改刷対応を中心に収益性の高い製品の販売が増加し、大幅な増収増益となりました。

資産合計は493.85億円（前期末比3.5%増）となりました。流動資産は414.65億円（同3.3%増）で、現金及び預金が49.34億円増加した一方、棚卸資産が25.02億円減少しました。固定資産は78.16億円（同5.2%増）となりました。負債合計は173.54億円（同8.9%減）、純資産合計は320.31億円（同11.8%増）となりました。

営業活動によるキャッシュ・フローは76.37億円の収入（前期は49.25億円の支出）となりました。主な要因は税金等調整前当期純利益47.98億円、売上債権の減少15.9億円、棚卸資産の減少37.76億円です。投資活動によるキャッシュ・フローは3.9億円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローは27.89億円の支出となりました。

2026年3月期の連結業績予想は、売上高310億円（前期比18.0%減）、営業利益14億円（同71.5%減）、経常利益10億円（同78.6%減）、親会社株主に帰属する当期純利益32億円（同16.0%減）を見込んでいます。新紙幣改刷需要の一巡や欧州景気の減速感を背景に減収減益を予想しています。

2025年3月期の年間配当金は1株当たり50円（普通配当40円、創業70周年記念配当10円）となりました。2026年3月期の年間配当金は1株当たり40円（連結配当性向33.7%）を予定しています。