フジテック(株)の決算情報

フジテック株式会社は、エレベータ、エスカレータ等の生産・販売・据付・保守を行う企業です。日本、東アジア、南アジア、米州・欧州の4つの地域セグメントで事業を展開しています。

当連結会計年度の売上高は2,412.53億円(前期比5.2%増)、営業利益は161.71億円(同11.0%増)と増収増益となりました。東アジアでは減収となったものの、他の地域でカバーしました。経常利益は188.66億円(同0.8%増)と微増、親会社株主に帰属する当期純利益は145.14億円(同18.6%減)と減少しました。

総資産は2,622.57億円(前期末比2.3%増)となりました。主に現金及び預金、受取手形、売掛金及び契約資産、有形固定資産が増加しました。負債は916.22億円(同0.4%増)、純資産は1,706.35億円(同3.3%増)となりました。自己資本比率は59.3%(前期末比1.4ポイント増)に改善しています。

営業活動によるキャッシュ・フローは154.02億円の収入(前期比20.95億円減)となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは165.14億円の収入(同160.81億円増)、財務活動によるキャッシュ・フローは192.7億円の支出(同71.65億円増)となりました。この結果、現金及び現金同等物の期末残高は547.38億円となり、前期末に比べ157.5億円増加しました。

次期の連結業績予想は、売上高2,440億円(当期比1.1%増)、営業利益229億円(同41.6%増)、経常利益238億円(同26.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益170億円(同17.1%増)を見込んでいます。引き続き景気回復基調が継続するとの前提に基づいています。

当期の年間配当金は1株当たり165円(中間75円、期末90円)となりました。次期の配当予想は、中間80円、期末95円の年間175円を予定しています。連結配当性向80%を目途に、事業成長を支える健全な財務基盤の維持とのバランスを考慮した配分を行う方針です。