2025年３月期 第３四半期決算短信の要約
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千代田化工建設の第3四半期業績は、売上高が減少する一方で利益面では改善が見られました。営業利益は198億1,500万円(前年同期比11.2%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は209億600万円(同33.2%増)と大幅増益となりました。GPXプロジェクトの契約改定交渉が継続中であり、今後の業績への影響が注目されます。
主な事業セグメント
千代田化工建設株式会社の主な事業セグメントはエンジニアリング事業です。LNGプラント、その他ガス、石油・石油化学、医薬・生化学・一般化学、環境・新エネルギー・インフラ関連のプロジェクトを手掛けています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当第3四半期連結累計期間の業績は、連結受注工事高が1,423億2,500万円(前年同期比18.1%減)、連結完成工事高が3,460億5,300万円(同12.9%減)となりました。一方で、営業利益は198億1,500万円(同11.2%増)、経常利益は250億5,800万円(同6.0%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は209億600万円(同33.2%増)と増益となりました。売上高は減少したものの、利益面では改善が見られます。
貸借対照表の変化
貸借対照表では、資産合計が前連結会計年度末比186億7,900万円増加し4,456億4,700万円となりました。主な要因は現金預金の585億8,300万円増加です。負債合計は23億300万円減少し4,185億8,500万円となりました。純資産は270億6,100万円となり、自己資本比率は5.7%と前期末の1.1%から改善しています。
キャッシュフローの変化
キャッシュフローの詳細な記載はありませんが、現金預金が585億8,300万円増加していることから、営業活動によるキャッシュフローが改善していると推測されます。投資活動や財務活動によるキャッシュフローの具体的な変化は不明です。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2025年3月期の通期連結業績予想が修正されています。売上高4,600億円(前期比9.1%減)、営業利益220億円、経常利益275億円、親会社株主に帰属する当期純利益220億円を見込んでいます。GPXプロジェクトの第2系列および第3系列のEPC契約改定の影響は含まれていないため、今後さらなる修正の可能性があります。
株主還元
配当に関する具体的な記載はありませんが、2025年3月期の配当予想は現時点で未定とされています。
注意事項
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