2025年3月期 第3四半期決算短信の要約
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株式会社電業社機械製作所の2025年3月期第3四半期決算は、売上高160.05億円（前年同期比18.7%増）、営業利益7.9億円（同70.7%増）と大幅な増収増益となりました。受注残の順調な進捗や追加契約の増額が寄与し、通期予想も上方修正されています。自己資本比率は76.5%に上昇し、財務基盤の強化も進んでいます。
主な事業セグメント
株式会社電業社機械製作所は、風水力機械の製造・据付・販売を主な事業としています。官需部門、国内民需部門、海外部門の3つの部門で事業を展開しており、公共事業物件の割合が高いことが特徴です。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当第3四半期連結累計期間の売上高は前年同期比18.7%増の160.05億円となりました。利益面では、営業利益が前年同期比70.7%増の7.9億円、経常利益が50.8%増の9.27億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が40.7%増の6.42億円と、大幅な増益となりました。これは主に、前年度からの受注残の売上が順調に進捗したことや、受注済み案件の物価上昇による追加契約の増額、製造コストの低減などが寄与したためです。
貸借対照表の変化
総資産は前連結会計年度末比7.7%減の341.4億円となりました。主な変動要因は、現金及び預金の増加23.13億円、受取手形、売掛金及び契約資産の減少56.81億円です。負債は前連結会計年度末比25.9%減の80.31億円となり、主に支払手形及び買掛金の減少22.83億円、未払法人税等の減少5.5億円によるものです。純資産は前連結会計年度末比0.2%減の261.09億円となりました。自己資本比率は76.5%（前連結会計年度末70.7%）に上昇しています。
キャッシュフローの変化
キャッシュ・フロー計算書の詳細な開示はありませんが、現金及び預金が前連結会計年度末から23.13億円増加し84.13億円となっています。これは主に、売上債権の回収が進んだことによるものと推測されます。一方で、仕入債務の減少や法人税等の支払いにより、一部相殺されています。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2025年3月期の連結業績予想は、売上高285億円（前期比18.3%増）、営業利益32億円（同40.1%増）、経常利益33億円（同34.3%増）、親会社株主に帰属する当期純利益23億円（同31.4%増）と、増収増益を見込んでいます。これは前回予想から上方修正されており、受注残高の順調な進捗や追加契約の増額などが寄与すると予想されています。
株主還元
2025年3月期の年間配当予想は、前期の127.5円から170円へと42.5円増配する予定です。これは、業績予想の上方修正を反映したものと考えられます。
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