日本ギア工業(株)の決算情報

日本ギア工業株式会社の主な事業セグメントは、歯車及び歯車装置事業と工事事業です。歯車及び歯車装置事業では、バルブ・アクチュエータ、ジャッキ、その他増減速機、歯車の製造・販売を行っています。工事事業では、販売した歯車装置のメンテナンスを行っています。

2025年3月期の業績は、売上高が95億5,500万円（前年比0.7%減）、営業利益が21億500万円（同1.0%減）、経常利益が21億5,200万円（同0.1%増）、当期純利益が15億5,000万円（同0.7%増）となりました。歯車及び歯車装置事業の売上高は1.2%増加しましたが、工事事業は6.2%減少しました。バルブ・アクチュエータの受注は増加しましたが、ジャッキ、その他増減速機、歯車の受注は減少しました。

資産合計は前期末比3.8%増の152億3,300万円となりました。主な変動として、現金及び預金が7.2%増加し、固定資産が15.7%増加しました。負債合計は前期末比25.4%減の26億7,200万円となり、純資産は前期末比13.2%増の125億6,100万円となりました。自己資本比率は82.5%と6.9ポイント上昇し、財務基盤が強化されました。

営業活動によるキャッシュ・フローは12億8,900万円の収入（前年比72.2%増）となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは8億8,400万円の支出（同166.9%増）、財務活動によるキャッシュ・フローは3億8,400万円の支出（同56.8%増）となりました。結果として、現金及び現金同等物の期末残高は前期末比0.5%増の44億9,600万円となりました。

2026年3月期の業績予想は、売上高93億円（前期比2.7%減）、営業利益20億6,000万円（同2.2%減）、経常利益20億9,000万円（同2.9%減）、当期純利益14億8,000万円（同4.5%減）を見込んでいます。厳しい事業環境が続く中、新商品開発や設備更新に注力し、海外顧客の開拓にも取り組む方針です。

2025年3月期の年間配当金は1株当たり8円（前期と同額）となりました。2026年3月期も1株当たり8円の配当を予定しています。配当性向は7.3%から7.7%へ微増する見込みです。