2025年３月期 決算短信の要約
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帝国電機製作所の2025年3月期決算は、主力のポンプ事業が好調で増収増益となりました。売上高305.46億円(前期比4.5%増)、営業利益60.55億円(同24.0%増)と大幅な増益を達成。自己資本比率も77.2%に上昇し、財務体質が強化されています。一方、次期は電子部品事業停止の影響等により減収減益を見込んでいます。
主な事業セグメント
ポンプ事業が主力で、キャンドモータポンプ、定量ポンプ等を製造・販売しています。電子部品事業は2024年12月に停止しました。
当決算における事業や経営成績の主な変化
売上高は305.46億円(前期比4.5%増)、営業利益は60.55億円(同24.0%増)、経常利益は62.96億円(同15.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は38.11億円(同22.0%増)となりました。主力のポンプ事業が好調で、粗利率の改善等により増収増益となりました。特に米国やインドでの原子力向け大型案件が寄与しています。
貸借対照表の変化
総資産は423.96億円(前期末比0.8%増)、純資産は335.04億円(同3.2%増)となりました。自己資本比率は77.2%(前期末75.8%)に上昇しています。棚卸資産が8.21億円増加した一方、リース債務が4.03億円減少しました。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは39.44億円の獲得(前期比64.7%増)、投資活動は14.7億円の獲得(前期は29.73億円の使用)、財務活動は47.06億円の支出(前期比15.5%増)となりました。現金及び現金同等物の期末残高は119.98億円(前期末比10.7%増)となっています。
今年度、来年度の業績見通しの変化
次期の連結業績は、売上高275.2億円(前期比9.9%減)、営業利益50億円(同17.4%減)、経常利益51.2億円(同18.7%減)、親会社株主に帰属する当期純利益37億円(同2.9%減)を見込んでいます。電子部品事業停止の影響や中国経済の減速、円高の影響等により減収減益を予想しています。
株主還元
当期の年間配当金は1株当たり110円(中間41円、期末69円)、配当金総額は18.68億円となりました。次期の配当予想は年間110円(中間55円、期末55円)を予定しています。
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