住友重機械工業(株)の決算情報

住友重機械工業は、メカトロニクス、インダストリアル マシナリー、ロジスティックス&コンストラクション、エネルギー&ライフラインの4つの主要セグメントで事業を展開しています。各セグメントでは、減速機や産業機械、建設機械、エネルギー関連設備など幅広い製品を提供しています。

当第1四半期の業績は、売上高が2,415億円(前年同期比5%減)、営業利益112億円(同39%減)、経常利益100億円(同46%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益65億円(同52%減)と減収減益となりました。受注高は2,602億円(同18%増)と増加しましたが、前期の受注残が少なかったことなどが減収の要因となりました。セグメント別では、メカトロニクスとエネルギー&ライフラインが増収増益となった一方、インダストリアル マシナリーとロジスティックス&コンストラクションが減収減益となりました。

総資産は前期末比76億円減の1兆2,527億円となりました。負債は97億円増の6,236億円、純資産は173億円減の6,291億円となり、自己資本比率は1.1ポイント減の49.8%となりました。主な変動として、現金及び預金が108億円増加した一方、受取手形、売掛金及び契約資産が272億円減少しました。また、有利子負債が226億円増加しています。

営業活動によるキャッシュ・フローは125億円の資金増加(前年同期比179億円増)となりました。これは主に売掛債権の減少幅拡大によるものです。投資活動によるキャッシュ・フローは156億円の資金減少(同30億円減)となり、有形・無形固定資産の取得による支出が増加しました。財務活動によるキャッシュ・フローは166億円の資金増加(同132億円減)となり、有利子負債の増加幅が縮小しました。

2025年12月期の連結業績予想については、2月14日に公表した内容から修正は行っていません。通期の売上高は1兆900億円(前期比1.8%増)、営業利益600億円(同8.9%増)、経常利益530億円(同7.8%増)、親会社株主に帰属する当期純利益280億円(同262.6%増)を見込んでいます。

配当に関する具体的な記載はありませんが、2025年12月期の年間配当予想は125円(第2四半期末60円、期末65円)とされています。