2025年３月期 第３四半期決算短信の要約
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日精樹脂工業の第3四半期決算は、売上高337億2,500万円（前年同期比1.0％減）、営業利益7億8,400万円（同49.8％減）と減収減益となりました。原材料価格高騰の影響が大きく、利益率が大幅に低下しています。通期予想は売上高455億円、営業利益10億5,000万円と厳しい見通しですが、配当は前期同額の年間35円を維持する方針です。
主な事業セグメント
日精樹脂工業株式会社は、射出成形機業界に属し、主に射出成形機、周辺機器、部品、金型等の製造・販売を行っています。日本、欧米地域、アジア地域の3つの地域セグメントで事業を展開しています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当第3四半期連結累計期間の売上高は337億2,500万円（前年同期比1.0％減）となりました。利益面では、資源価格および原材料価格の高騰等により、営業利益は7億8,400万円（同49.8％減）、経常利益は8億3,100万円（同38.9％減）、親会社株主に帰属する四半期純利益は4億800万円（同51.2％減）と大幅な減益となりました。地域別では、日本と欧米地域で減収、アジア地域で増収となりましたが、全地域で利益率が低下しています。
貸借対照表の変化
資産合計は前期末比3.1％増の893億3,500万円となりました。主な増加要因は、商品及び製品の24億3,100万円増、仕掛品の7億5,900万円増です。負債合計は前期末比6.0％増の491億5,500万円となり、主に短期借入金が56億1,600万円増加しました。純資産合計は前期末比0.2％減の401億8,000万円となりました。
キャッシュフローの変化
キャッシュ・フロー計算書は作成されていませんが、現金及び預金は前期末比5億3,600万円増加しています。短期借入金の増加56億1,600万円が主な資金調達源となっており、運転資金需要の増加に対応していると推測されます。設備投資については、減価償却費が前年同期比18.1％増の13億1,600万円となっています。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2025年3月期の通期連結業績予想は、売上高455億円（前期比3.3％減）、営業利益10億5,000万円（同39.1％減）、経常利益11億5,000万円（同14.2％減）、親会社株主に帰属する当期純利益6億円（同59.5％増）を見込んでいます。第3四半期までの実績を踏まえると、第4四半期に業績回復を見込んでいるものの、通期では減収減益の予想となっています。
株主還元
2025年3月期の1株当たり配当金は、中間配当15円、期末配当20円の年間35円を予定しています。前期と同額の配当を維持する方針です。
注意事項
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