2025年３月期 決算短信の要約
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オイレス工業の2025年3月期決算は、売上高676.04億円（前期比1.7％減）、営業利益69.42億円（同4.8％減）と減収減益となりましたが、親会社株主に帰属する当期純利益は63.08億円（同15.2％増）と増益を確保しました。自己資本比率は81.6％に上昇し、財務基盤は一層強化されています。今後は成長分野への積極投資を進める方針です。
主な事業セグメント
オイレス工業株式会社の主な事業セグメントは、一般軸受機器、自動車軸受機器、構造機器、建築機器の4つです。これらのセグメントでオイルレスベアリング、支承、免震・制震装置、ウィンドウオペレーター等を製造販売しています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
2025年3月期の連結業績は、売上高が676.04億円（前期比1.7％減）、営業利益69.42億円（同4.8％減）、経常利益73.81億円（同5.3％減）となりました。一方、親会社株主に帰属する当期純利益は63.08億円（同15.2％増）と増益になりました。セグメント別では、一般軸受機器と自動車軸受機器が増収増益となった一方、構造機器と建築機器は減収減益となりました。
貸借対照表の変化
総資産は933.61億円（前期末比1.8％減）となりました。流動資産は受取手形及び売掛金の減少などにより22.7億円減少しました。固定資産は有形固定資産の増加などにより5.56億円増加しました。負債は36.58億円減少し、純資産は19.44億円増加しました。自己資本比率は81.6％（前期末比3.5ポイント増）と改善しています。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは87.73億円の収入（前期比21.9％増）となりました。主な要因は税金等調整前当期純利益81.38億円、減価償却費34.66億円、売上債権の減少38.01億円などです。投資活動によるキャッシュ・フローは24.47億円の支出（同108.8％増）、財務活動によるキャッシュ・フローは68.93億円の支出（同59.9％増）となりました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2026年3月期の連結業績予想は、売上高712億円（前期比5.3％増）、営業利益64億円（同7.8％減）、経常利益67億円（同9.2％減）、親会社株主に帰属する当期純利益47億円（同25.5％減）を見込んでいます。半導体関連や再生可能エネルギー向けの拡販、EVや自動運転化に対応した製品開発などに注力する方針です。
株主還元
2025年3月期の年間配当金は1株当たり85円（前期比10円増）となる予定です。2026年3月期も年間85円の配当を予定しており、連結配当性向は52.7％となる見通しです。
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