2025年8月期 第2四半期（中間期）決算短信の要約
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株式会社エヌ・ピー・シーの2025年8月期第2四半期決算は、売上高が減少したものの利益面では前年同期水準を維持しました。自己資本比率が大幅に改善し、財務体質が強化されています。通期業績予想は減収減益を見込んでいますが、第4四半期に大型案件の売上計上を予定しており、今後の動向が注目されます。
主な事業セグメント
株式会社エヌ・ピー・シーは、太陽電池製造装置、FA装置、太陽光パネル解体装置の製造・販売、および環境関連サービスを主な事業としています。2025年8月期第2四半期より装置関連事業の単一セグメントとなりました。
当決算における事業や経営成績の主な変化
売上高は31.21億円（前年同期比11.0%減）となりました。利益面では、営業利益6.56億円（前年同期比増減なし）、経常利益6.46億円（前年同期比2.5%減）、親会社株主に帰属する中間純利益4.79億円（前年同期比1.0%減）となりました。売上高は減少したものの、部品の利益率が想定より高くなったことや原価低減により、営業利益は前年同期と同水準を維持しました。
貸借対照表の変化
総資産は134.71億円（前期末比12.7%減）、純資産は100.03億円（前期末比3.3%増）となりました。自己資本比率は74.3%（前期末比11.6ポイント増）と大幅に改善しました。主な変動要因は、受取手形、売掛金及び契約資産の減少22.52億円、仕掛品の減少3.15億円、電子記録債務の減少17.51億円です。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは9.83億円の収入（前年同期は7,900万円の支出）となりました。主な要因は、税金等調整前中間純利益6.46億円、売上債権の減少22.58億円、仕入債務の減少18.3億円です。投資活動によるキャッシュ・フローは700万円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローは2.17億円の支出となりました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2025年8月期の通期連結業績予想は、売上高92.94億円（前期比13.9%減）、営業利益19.04億円（前期比21.8%減）、経常利益18.96億円（前期比21.8%減）、親会社株主に帰属する当期純利益11.95億円（前期比28.7%減）を見込んでいます。第4四半期には米国主要顧客の新工場向け大型案件の売上計上を予定しています。
株主還元
2025年8月期の年間配当金は1株当たり10円（前期と同額）を予定しています。
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