2025年３月期 第３四半期決算短信の要約
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株式会社ヒラノテクシードの当第3四半期連結累計期間は、売上高が389.72億円(前年同期比12.3%増)と増収となりましたが、一部案件での追加コストや産業資材・人件費高騰の影響により、営業利益18.3億円(同30.7%減)、経常利益20.67億円(同24.6%減)と減益となりました。北米EV市場の減速など、事業環境の変化に注意が必要です。
主な事業セグメント
株式会社ヒラノテクシードは、塗工機関連機器、化工機関連機器、その他の3つの事業セグメントを展開しています。塗工機関連機器が主力事業で、電子材料や電池などの製造装置を提供しています。化工機関連機器では電子材料関連の成膜装置などを手がけています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当第3四半期連結累計期間の売上高は389.72億円(前年同期比12.3%増)となりました。一方、利益面では営業利益18.3億円(同30.7%減)、経常利益20.67億円(同24.6%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益15.04億円(同21.8%減)と減益となりました。売上高は増加したものの、一部案件での仕様決定や調整に時間を要し、工数や外注費用が増加したことに加え、産業資材や人件費の高騰が影響し、利益が減少しました。
貸借対照表の変化
資産合計は前連結会計年度末比10.4%増の694.48億円となりました。主な要因は、売上債権及び契約資産が97.02億円増加したことです。負債合計は同25.7%増の306.29億円となり、主に仕入債務が33.55億円、短期借入金が46.5億円増加しました。純資産合計は同0.7%増の388.18億円となりました。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローの詳細な記載はありませんが、売上債権及び契約資産の増加97.02億円、仕入債務の増加33.55億円が主な変動要因と推測されます。投資活動については具体的な記載がありません。財務活動では、短期借入金が46.5億円増加し、配当金15.87億円の支払いがありました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2025年3月期の通期連結業績予想は、売上高440億円(前期比6.3%減)、営業利益29億円(同10.4%減)、経常利益30億円(同11.6%減)、親会社株主に帰属する当期純利益21億円(同13.9%減)を見込んでいます。北米のEV市場の減速による設備投資計画の見直しや一部計画の先送りが発生しており、厳しい事業環境を予想しています。
株主還元
2025年3月期の年間配当予想は90円(前期比2円増)で、中間配当45円、期末配当45円を予定しています。前期実績は年間88円(中間28円、期末60円)でした。
注意事項
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