ＫＬＡＳＳ(株)の決算情報

KLASS株式会社の主な事業セグメントは、プロフェッショナル、コンシューマ、インダストリー、ニュー・インダストリーの4つです。プロフェッショナルセグメントではインテリア事業や畳事業、コンシューマセグメントでは棺用畳や特殊畳等の販売、インダストリーセグメントでは産業機器事業や食品機器事業、ニュー・インダストリーセグメントでは自動車関連業界向け事業を展開しています。

当中間連結会計期間の経営成績は、売上高が49.39億円（前年同期比3.8％増）となりました。損益面では、営業利益2.61億円（同367.2％増）、経常利益2.4億円（同480.2％増）、親会社株主に帰属する中間純利益1.72億円（前年同期は1,100万円）と大幅に改善しました。特にインダストリーセグメントの産業機器事業とプロフェッショナルセグメントのインテリア事業が好調で、全社を牽引しました。純利益は半期で昨年11月に公表した当期連結業績予想額1.75億円に匹敵する水準となっています。

資産は前連結会計年度末比0.5％増の101.75億円となりました。流動資産は1.3％増加し、固定資産は0.5％減少しました。負債は1.0％減少し71.16億円となりました。純資産は4.3％増加し30.59億円となり、自己資本比率は30.1％（前期末29.0％）に改善しました。主な変動要因は、受取手形、売掛金及び契約資産の増加1.56億円、電子記録債権の減少1.18億円、長期借入金の減少1.25億円、利益剰余金の増加1.19億円です。

キャッシュフローの詳細な数値は開示されていませんが、営業活動によるキャッシュフローは売上債権の増加や仕入債務の減少があったものの、税金等調整前中間純利益の大幅な増加により改善したと推測されます。投資活動によるキャッシュフローは、有形固定資産の取得による支出が4,200万円あったことが示唆されています。財務活動によるキャッシュフローは、長期借入金の返済1.25億円が主な支出となっています。

令和7年9月期の連結業績予想は、売上高101.5億円（前期比3.8％増）、営業利益3.55億円（同208.0％増）、経常利益3.5億円（同212.4％増）、親会社株主に帰属する当期純利益2.2億円（同188.4％増）と上方修正されました。これは当中間期の好調な業績を反映したものと考えられます。特に利益面での大幅な成長が見込まれています。

配当については、前期は期末配当10円が実施されました。当期の配当予想は、中間配当0円、期末配当10円の年間10円と前期と同額が予定されています。配当性向は24.5％となる見込みです。