2025年３月期第３四半期決算短信の要約
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株式会社島精機製作所の2025年3月期第3四半期決算は、主力の横編機事業の不振により売上高が前年同期比16.8%減の218億6,300万円となり、97億9,300万円の営業損失を計上しました。棚卸資産評価損や貸倒引当金繰入額の計上も影響し、112億8,100万円の四半期純損失となりました。通期予想も大幅な赤字を見込んでおり、厳しい状況が続いています。
主な事業セグメント
株式会社島精機製作所の主な事業セグメントは、横編機事業、デザインシステム関連事業、手袋靴下編機事業です。横編機事業が主力で、コンピュータ制御の横編機を製造・販売しています。デザインシステム関連事業ではニット用CADシステムを、手袋靴下編機事業では専用編機を提供しています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当第3四半期連結累計期間の売上高は218億6,300万円(前年同期比16.8%減)となりました。主力の横編機事業は147億6,500万円(同20.9%減)と大幅減収となり、デザインシステム関連事業も21億7,900万円(同19.0%減)と減少しました。利益面では、97億9,300万円の営業損失(前年同期は7億5,800万円の利益)、95億2,000万円の経常損失(同11億9,800万円の利益)、112億8,100万円の親会社株主に帰属する四半期純損失(同9億8,500万円の利益)と大幅な赤字に転落しました。
貸借対照表の変化
総資産は前期末比44億1,800万円減の1,033億8,500万円となりました。主な要因は受取手形及び売掛金の減少です。負債は49億1,700万円増加し207億9,400万円となりました。短期借入金の増加が主因です。純資産は93億3,500万円減少し825億9,100万円となり、自己資本比率は5.4ポイント低下して79.8%となりました。
キャッシュフローの変化
キャッシュフローの詳細な記載はありませんが、短期借入金が61億円増加しており、資金調達を行っていることがわかります。一方で受取手形及び売掛金が113億円減少しており、営業活動によるキャッシュフローはプラスになっていると推測されます。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2025年3月期通期の連結業績予想は、売上高320億円(前期比10.9%減)、営業損失114億円、経常損失112億円、親会社株主に帰属する当期純損失133億円と大幅な減収減益を見込んでいます。前回予想から下方修正されており、厳しい事業環境が続くと予想されています。
株主還元
2025年3月期の年間配当予想は1株当たり10円(中間5円、期末5円)となっています。前期実績と同額の配当を予定しています。
注意事項
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