2025年3月期 第3四半期決算短信の要約
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エンシュウ株式会社の2025年3月期第3四半期は、売上高164.68億円（前年同期比9.2％減）、営業損失4.25億円と大幅な減収減益となりました。工作機械関連事業の低迷と部品加工関連事業の主要顧客の生産調整が影響し、通期予想も下方修正されています。厳しい事業環境が続く中、財務体質の改善と事業構造の見直しが急務となっています。
主な事業セグメント
エンシュウ株式会社の主な事業セグメントは、工作機械関連事業と部品加工関連事業です。工作機械関連事業は工作機械の製造・販売、部品加工関連事業は自動車部品等の製造・販売を行っています。その他に不動産賃貸事業も展開しています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当第3四半期連結累計期間の売上高は164.68億円（前年同期比9.2％減）となりました。営業損失は4.25億円（前年同期は4.45億円の利益）、経常損失は5.8億円（前年同期は3.27億円の利益）、親会社株主に帰属する四半期純損失は6.62億円（前年同期は1.41億円の利益）と大幅な減益となりました。工作機械関連事業の売上高減少と部品加工関連事業の主要顧客の生産調整が主な要因です。
貸借対照表の変化
総資産は前連結会計年度末比7.9％減の305.72億円となりました。主な要因は受取手形及び売掛金の13.3億円減少、現金及び預金の8.73億円減少です。負債は9.6％減の193.48億円、純資産は4.9％減の112.23億円となりました。自己資本比率は36.7％と1.1ポイント上昇しています。
キャッシュフローの変化
キャッシュ・フロー計算書は作成されていませんが、現金及び預金が前連結会計年度末から8.73億円減少し35.25億円となっています。短期借入金が26.2億円減少する一方、社債が7.2億円増加しており、資金調達の長期化が進んでいることがうかがえます。
今年度、来年度の業績見通しの変化
通期の連結業績予想を下方修正しました。売上高219億円（前期比9.1％減）、営業損失3.5億円、経常損失6億円、親会社株主に帰属する当期純損失7億円を見込んでいます。工作機械関連事業の低迷と部品加工関連事業の主要顧客の生産調整の影響が続くと予想されています。
株主還元
前期の年間配当金は1株当たり13円でした。当期の配当予想は1株当たり10円と3円の減配を予定しています。業績悪化を受けての減配となりますが、厳しい環境下でも一定の株主還元を維持する姿勢が見られます。
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