タメニー(株)の決算情報

タメニー株式会社は、婚活事業、カジュアルウェディング事業、地方創生／QOL事業の3つの主要セグメントで事業を展開しています。婚活事業では結婚相談所やパーティー、カジュアルウェディング事業では挙式やフォトウェディング、地方創生／QOL事業では自治体向け婚活支援や顧客の生活品質向上サービスを提供しています。

2025年3月期の業績は、売上高が59.09億円（前期比5.5％増）と増収となりましたが、営業損失5,600万円（前期は7,700万円の利益）、経常損失9,900万円（前期は2,700万円の利益）、当期純損失8.48億円（前期は300万円の利益）と減益となりました。カジュアルウェディング事業と地方創生／QOL事業の収益は伸長しましたが、広告強化等で販管費が増加し、のれん等の減損損失7.18億円を計上したことが主な要因です。

資産合計は前期末比26.1％減の35.89億円となりました。主な変動として、現金及び預金が3.15億円減少、のれんが8.67億円減少しています。負債合計は前期末比9.0％減の42.84億円、純資産は前期末比8.44億円減少し△6.94億円となり、債務超過の状態となりました。自己資本比率は△19.4％まで低下しています。

営業活動によるキャッシュ・フローは2.69億円の収入（前期比51.8％減）となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは9,900万円の支出（前期は800万円の収入）、財務活動によるキャッシュ・フローは4.85億円の支出（前期比151.3％増）となりました。この結果、現金及び現金同等物の期末残高は前期末比18.7％減の13.75億円となっています。

2026年3月期の業績予想は、売上高63億円（前期比6.6％増）、営業利益2.69億円（前期は5,600万円の損失）、経常利益2.19億円（前期は9,900万円の損失）、当期純利益2.14億円（前期は8.48億円の損失）と増収増益を見込んでいます。婚活事業とカジュアルウェディング事業を中心に、顧客数の拡大、単価の上昇、原価の低減が期待されています。

2025年3月期の配当金は0円、2026年3月期の配当予想も0円となっています。債務超過の解消と財務基盤の安定化が当面の優先課題となっています。