2025年３月期第３四半期決算短信の要約
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株式会社中村超硬の第3四半期決算では、売上高が前年同期比15.2％増の21.16億円となり、営業利益も100万円と黒字転換しました。特に化学繊維用紡糸ノズル事業が好調で、売上高17.7％増、セグメント利益1.34億円と大幅改善しています。一方で、特殊精密機器事業は減収となり、全体としては厳しい事業環境が続いています。
主な事業セグメント
株式会社中村超硬の主な事業セグメントは、特殊精密機器事業、化学繊維用紡糸ノズル事業、Ｄ－Ｎｅｘｔ事業、マテリアルサイエンス事業です。これらのセグメントで精密機器や紡糸ノズル、ダイヤモンドワイヤ、ナノサイズゼオライトなどの製品を提供しています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当第３四半期連結累計期間の売上高は21.16億円（前年同期比15.2％増）、営業利益は100万円（前年同期は3.4億円の営業損失）となりました。化学繊維用紡糸ノズル事業が好調で、売上高は13.93億円（前年同期比17.7％増）、セグメント利益は1.34億円（前年同期は4,000万円の損失）と大幅に改善しました。一方、特殊精密機器事業は工作機械業界や電子部品業界の低迷により減収となりました。
貸借対照表の変化
総資産は前連結会計年度末に比べ4.85億円減少し55.18億円となりました。主な要因は、未収消費税の2.22億円減少、機械装置及び運搬具の9,400万円減少、商品及び製品の9,400万円減少です。負債は4.71億円減少し46.76億円となり、純資産は1,300万円減少し8.41億円となりました。自己資本比率は15.1％（前連結会計年度末は14.0％）に改善しています。
キャッシュフローの変化
キャッシュ・フロー計算書は作成されていませんが、減価償却費は1.66億円（前年同期1.31億円）と増加しています。また、長期借入金が1.74億円減少、電子記録債務が1.29億円減少しており、財務活動によるキャッシュ・フローの減少が推測されます。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2025年3月期の通期連結業績予想は、売上高33億円（前期比36.8％増）、営業利益1.1億円、経常利益8,000万円、親会社株主に帰属する当期純利益2,000万円（前期比86.1％減）を見込んでいます。前回公表された予想数値からの変更はありません。
株主還元
配当に関する具体的な記載はありませんが、2025年3月期の期末配当予想は0円となっています。
注意事項
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