2025年３月期 第３四半期決算短信の要約
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日進工具株式会社の第3四半期決算は、売上高が70.42億円（前年同期比4.3％増）と増収となりましたが、利益面では減益となりました。半導体関連需要は堅調でしたが、自動車関連の回復遅れが影響しています。通期予想は増収減益を見込んでおり、今後の業績動向に注目が集まります。
主な事業セグメント
日進工具株式会社は、超硬小径エンドミルを中心とした切削工具の製造販売を主力事業としています。製品は、エンドミル（6mm以下）、エンドミル（6mm超）、エンドミル（その他）に区分されています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当第3四半期連結累計期間の売上高は70.42億円（前年同期比4.3％増）となりました。一方、営業利益は12.97億円（同3.8％減）、経常利益は13.02億円（同4.3％減）、親会社株主に帰属する四半期純利益は9.18億円（同1.1％減）と減益となりました。半導体や電子・デバイス関連需要が堅調に推移し、中華圏でのEV・電子部品関連の受注が好調でしたが、自動車関連の工具需要回復の遅れが影響しています。
貸借対照表の変化
総資産は前連結会計年度末比0.4％増の193.18億円となりました。主な変動として、現金及び預金が5.2％増加し93.55億円となりました。負債は14.4％減少し12.95億円となり、純資産は1.7％増加し180.23億円となりました。自己資本比率は92.3％と高水準を維持しています。
キャッシュフローの変化
キャッシュ・フロー計算書は作成されていませんが、現金及び預金が前連結会計年度末から4.61億円増加し93.55億円となっています。これは主に設備投資額の減少によるものと推測されます。また、第3四半期連結累計期間の減価償却費は4.73億円（前年同期比2.3％増）となっています。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2025年3月期の通期連結業績予想は、売上高94.3億円（前期比4.3％増）、営業利益17.3億円（同7.4％減）、経常利益17.4億円（同8.8％減）、親会社株主に帰属する当期純利益11.9億円（同9.9％減）と増収減益を見込んでいます。この予想に変更はありません。
株主還元
2025年3月期の年間配当金予想は1株当たり30円（前期実績27.5円）となっています。第2四半期末に15円の配当が実施され、期末配当は15円を予定しています。
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