2024年12月期 決算短信の要約
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株式会社ソディックの2024年12月期連結業績は、中華圏での需要回復やデータセンター関連需要の拡大により、売上高736億6,800万円(前年同期比9.7%増)、営業利益22億3,100万円と大幅に改善しました。自己資本比率も58.2%に向上し、財務体質が強化されています。2025年12月期も増収増益を見込んでおり、工作機械事業を中心に成長が期待されます。
主な事業セグメント
株式会社ソディックは、工作機械事業、産業機械事業、食品機械事業を主な事業セグメントとしています。工作機械事業では放電加工機やマシニングセンタ、産業機械事業ではプラスチック射出成形機、食品機械事業では製麺機や米飯製造装置などを開発・製造・販売しています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
2024年12月期の連結業績は、売上高が736億6,800万円(前年同期比9.7%増)、営業利益が22億3,100万円(前年同期は28億1,900万円の損失)となりました。中華圏での需要回復が全体を牽引し、特に工作機械事業が好調でした。データセンター向け光コネクタ関連の需要拡大も寄与しています。
貸借対照表の変化
資産は前期末比109億2,700万円増の1,449億9,300万円となりました。主な増加要因は現金及び預金の131億4,100万円増、受取手形・売掛金等の22億7,600万円増です。負債は36億2,900万円増の605億6,600万円、純資産は72億9,800万円増の844億2,700万円となりました。自己資本比率は58.2%と、前期末の57.5%から改善しています。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは99億6,900万円の獲得(前期は1,400万円の使用)となりました。主な要因は税金等調整前当期純利益50億2,400万円、減価償却費35億8,400万円などです。投資活動では16億3,200万円を使用し、財務活動では10億4,100万円を使用しました。この結果、現金及び現金同等物の期末残高は425億6,900万円となりました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2025年12月期の連結業績予想は、売上高774億円(前期比5.1%増)、営業利益43億円(同92.7%増)、経常利益38億円(同4.8%増)、親会社株主に帰属する当期純利益29億円(同29.5%減)を見込んでいます。工作機械事業では米国、欧州、インド、メキシコなどでの販売強化、産業機械事業では電子部品向け需要拡大を見込んでいます。
株主還元
2024年12月期の年間配当金は1株当たり29円(第2四半期末14円、期末15円)を予定しています。2025年12月期も同様に年間29円(第2四半期末14円、期末15円)を予定しています。配当性向は2024年12月期が35.7%、2025年12月期予想が50.6%となっています。
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