2025年3月期 決算短信の要約
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株式会社牧野フライス製作所の2025年3月期決算は、売上高2,342億1,600万円(前年同期比3.9%増)、営業利益185億1,600万円(同13.1%増)と増収増益となりました。受注も2,379億5,500万円(同11.5%増)と好調で、特にアメリカでの航空宇宙関連向けが堅調でした。次期も成長が見込まれ、株主還元も強化される予定です。
主な事業セグメント
株式会社牧野フライス製作所の主な事業セグメントは、工作機械の製造販売です。日本、アジア、南北アメリカ、ヨーロッパの4つの地域別セグメントで事業を展開しています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当連結会計年度の売上高は2,342億1,600万円(前年同期比3.9%増)、営業利益は185億1,600万円(同13.1%増)、経常利益は200億9,000万円(同6.2%増)となりました。一方、親会社株主に帰属する当期純利益は144億1,500万円(同9.8%減)となりました。受注は2,379億5,500万円(同11.5%増)で、特に第3四半期以降のアメリカでの航空宇宙関連向けが堅調でした。
貸借対照表の変化
総資産は前連結会計年度末比47億200万円増の3,670億3,700万円となりました。主な増減は、建設仮勘定90億8,900万円増、受取手形、売掛金及び契約資産81億4,700万円増、現金及び現金同等物55億1,000万円減などです。純資産は50億9,600万円増の2,266億5,000万円となり、自己資本比率は61.7%に上昇しました。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは135億7,100万円の収入となりました。主な要因は、税金等調整前当期純利益199億8,300万円、売上債権の増加87億5,700万円、減価償却費83億1,300万円などです。投資活動によるキャッシュ・フローは138億7,700万円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローは67億2,600万円の支出となりました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
次期の連結業績予想は、売上高2,400億円(前期比2.5%増)、営業利益215億円(同16.1%増)、経常利益220億円(同9.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益180億円(同24.9%増)を見込んでいます。受注は2,450億円(当期比2.9%増)を計画しており、航空宇宙向けや半導体製造装置関連の需要が堅調と予想されています。
株主還元
当期の年間配当金は1株当たり180円(前期比30円増)となりました。次期の配当予想は、中間配当120円、期末配当150円の年間270円を予定しています。これにより、配当性向は35.1%となる見込みです。
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