2025年３月期 決算短信の要約
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旭精機工業株式会社の2025年3月期決算は、売上高117億6,800万円（前期比10.5%減）、営業損失1億2,100万円を計上しました。精密加工事業部の売上増加があったものの、機械事業部の大幅減収が影響しています。一方で、投資有価証券売却益により当期純利益は2億8,700万円（前期比151.4%増）となりました。次期は増収を見込むものの、利益面では厳しい予想となっています。
主な事業セグメント
旭精機工業株式会社の主な事業セグメントは、精密加工事業部と機械事業部です。精密加工事業部では精密金属加工品と小口径銃弾を、機械事業部ではプレス機械、ばね機械、自動機・専用機を製造・販売しています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
2025年3月期の業績は、売上高が117億6,800万円（前期比10.5%減）、営業損失1億2,100万円（前期は4,400万円の損失）、経常損失3,500万円（前期は0円の利益）となりました。当期純利益は2億8,700万円（前期比151.4%増）でした。精密加工事業部の売上高は18.6%増加しましたが、機械事業部は42.9%減少しました。特に、電気自動車向け電池缶製造用プレスの売上減が影響しています。
貸借対照表の変化
総資産は200億1,200万円（前期比3.2%減）、純資産は141億7,000万円（前期比0.02%減）となりました。自己資本比率は70.8%（前期比2.3ポイント増）と改善しています。流動資産は116億2,000万円（前期比4.3%減）、固定資産は83億9,200万円（前期比1.7%減）となりました。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは6億1,400万円の収入（前期比69.8%増）となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは5億5,900万円の支出（前期比16.7%減）、財務活動によるキャッシュ・フローは1億8,100万円の支出（前期は2億1,800万円の収入）となりました。結果として、現金及び現金同等物の期末残高は38億5,800万円（前期比3.2%減）となっています。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2026年3月期の業績予想は、売上高140億円（前期比19.0%増）、営業利益8,000万円、経常利益1億1,000万円、当期純利益8,000万円（前期比72.2%減）を見込んでいます。売上高の回復が期待される一方で、利益面では厳しい見通しとなっています。
株主還元
2025年3月期の1株当たり配当金は60円（前期比10円減）、配当金総額は1億4,900万円（前期比14.4%減）となりました。2026年3月期も1株当たり60円の配当を予定しています。
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