日本スキー場開発(株)の決算情報

日本スキー場開発株式会社は、スキー場の運営を主な事業としています。グリーンシーズンには展望テラスや大型遊具施設、キャンプフィールドなども展開し、年間を通じた営業体制を整えています。

当第3四半期連結累計期間の売上高は91.59億円(前年同期比25.2％増)、営業利益は28.46億円(同43.2％増)と大幅に増加しました。インバウンド需要の回復や国内スキー人口創出の取り組みが奏功し、ウィンターシーズンの来場者数は1,821千人(前年同期比10.6％増)と過去最高を更新しました。グリーンシーズンも好調で、グループ全施設の来場者数は437千人と3年連続で過去最高を達成しています。

総資産は前連結会計年度末比32.2％増の145.31億円となりました。主な要因は、現金及び預金が14.26億円増加、設備投資により有形固定資産が13.6億円増加したことです。負債は前期末比40.1％増の55.06億円となり、主に設備投資のための借入金が8.81億円増加しました。純資産は前期末比27.8％増の90.24億円となりました。

キャッシュ・フロー計算書は作成されていませんが、現金及び預金が前期末比45.4％増加の45.67億円となっています。これは主に営業活動による収入の増加と考えられます。一方で、設備投資のための借入金も増加しており、投資活動によるキャッシュ・フローはマイナスとなっていると推測されます。

2025年7月期通期の業績予想が上方修正されました。売上高は101.7億円(前期比23.3％増)、営業利益21億円(同35.3％増)、経常利益20.75億円(同33.5％増)、親会社株主に帰属する当期純利益14.6億円(同33.5％増)と、全ての項目で大幅な増収増益が見込まれています。

2024年7月期の1株当たり配当金は10円でした。2025年7月期の1株当たり配当予想は3.5円となっていますが、これは2025年4月1日付で1株を3株に分割する株式分割を実施したためです。実質的な配当金額は増加する見込みです。