(株)アイ・アールジャパンホールディングスの決算情報

株式会社アイ・アールジャパンホールディングスは、IR・SR活動に専門特化したコンサルティング業を展開しています。主なサービスには、SRアドバイザリー、プロキシー・アドバイザリー、フィナンシャル・アドバイザリー、証券代行事業などがあります。

当連結会計年度の売上高は前年同期比2.1%増の57.83億円となりました。一方、営業利益は同6.2%減の10.05億円、経常利益は同4.7%減の10.17億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同8.4%減の6.98億円となりました。アクティビスト対応PA・FA案件を中心に受託が増加しましたが、支配権争奪PA・FA案件や企業側FA案件の一部で受託件数が減少しました。

総資産は前連結会計年度末比3.5%増の69億円となりました。主な要因は、売掛金の増加1.23億円、その他（無形固定資産）の増加1.18億円などです。負債は同0.8%減の12.86億円、純資産は同4.5%増の56.14億円となりました。自己資本比率は81.4%と、前年度末の80.6%から0.8ポイント上昇しています。

営業活動によるキャッシュ・フローは7.73億円の獲得（前年同期は18.25億円の獲得）となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは2.71億円の使用（同2.95億円の使用）、財務活動によるキャッシュ・フローは4.44億円の使用（同14.74億円の使用）となりました。この結果、現金及び現金同等物の期末残高は前連結会計年度末比1.4%増の41.53億円となりました。

2026年3月期の連結業績予想については、現時点で合理的な業績予想の算定が困難であるため公表されていません。今後、通期連結業績予想の算定が可能となった時点で速やかに開示される予定です。

2025年3月期の年間配当は1株当たり20円（中間配当10円、期末配当10円）となりました。これは前期の30円から減少しています。2026年3月期の配当については、現時点では未定とされています。配当性向は50%を目処としつつ、子会社の自己資本維持の必要性も勘案して決定される予定です。